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Category芸術つまらな話 1/2

【高齢者は集団自決】美術の老害とは違うテレビ評論家の国際戦略

美術と老害というテーマで本に書く予定で、まだ情報集めの段階です。「高齢者は集団自決!」と主張する経済学者は国民に大人気で、テレビのレギュラー的な地位を得て、国際会議への招待も決まったそう。日本を壊す外国移住国民が、なぜ国際的に評価されるかは単純な話で、世界は常に上位の目標テーマを持ち、1989年のベルリンの壁崩壊の年から、資源大国ソ連と科学イノベーション大国日本を解体し、分割統治に変えるコンセンサスが...

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あくびは今も謎に包まれている【迷信が教育現場で広められた例】

「話し相手があくびをすると腹が立つわ」という人がいました。あくびはたいくつな時に出る不真面目な態度だと解釈して、腹が立つという。その人は「夜に家がミシミシ鳴るのは幽霊のしわざでしょ」と長く思っていたそうです。夜の家鳴りは、気温が冷えて、昼の暖気で膨張していた建材が収縮し、ずれる時の摩擦音です。晩秋の曇天で、急に日光が差すと盛大に鳴ります。著者がこれを子どもの時から知っていたのは、小学校低学年の時に...

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小林亜星『どこまでも行こう』を盗作した楽曲【刷り込み洗脳の効果】

小林亜星作曲の『どこまでも行こう』は、ブリヂストンタイヤのコマーシャルソングでした。この曲を盗作した疑惑の有名作曲家との裁判で、原告の小林の勝訴となり、パクッたとされる有名作曲家は最終的に盗作認定済みです。いったんは小林側が敗訴し、その時は盗作の基準として、一致する音符の数を数えるという、根拠の薄い証明法を裁判で採用する迷走が印象的でした。これだと、間に音符を増減してずらすと、一致しなくなる音が増...

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インパール作戦の悲劇とサザエさん【長谷川町子美術館の毬子館長】

長谷川毬子(まりこ)といえば、『サザエさん』『いじわるばあさん』『エプロンおばさん』で誰もが知る漫画家の長谷川町子の姉です。長谷川町子美術館の二代目館長としても知られた、イラスト画家だそう。2012年に94歳没なので、6歳で関東大震災、93歳で東日本大震災も見ているという。その毬子さんも生涯独身だったかにみえますが、1944年に結婚して新婚生活わずか一週間で、夫が大日本帝国陸軍に招集されていました。翌年に届い...

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女性は理事会が長引く・元総理の活躍を再考【老害とデフレ不況】

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の前会長は83歳の元総理大臣で、発言を切り取られ辞任しました。伏線は、2020年8月に元総理が台湾の元総統の葬儀に出席し、日本代表で献花した報道でした。「きっと報復を受けるぞ」と陰謀論が予言されていたのです。元総理の発言はラグビー界の実態への不満だったのですが、口で災いをつくるキャリアが長く、もういいよ的な想定された流れになりました。ただ、この騒動で考え...

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書道の墨の黒はどこからやって来た?【日本の円はどこから来た?】

小学校四年の時に書道の授業が始まり、著者も道具を買いました。最初の授業の日まで、著者は全く勘違いしていました。硯(すずり)で墨を擦(す)る意味を誤解していたのです。黒い液状の墨を入れて、粘度を調節するために棒でこすり、気も静めると思っていました。なので先生がヤカンで水を入れて回ると、透明の水で字を書いて意味があるのかと疑問に思ったのです。だまされたと思って墨をすりました。指で水に触れると「あっ黒い...

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文化の日の楽しみ方がまだ古風【美術市場規模が反映している?】

日本で好まれる美術は、ずばり古風な傾向があります。先進国でアート市場が異例に小さいのは、感覚の古さもあるでしょう。古美術はそこそこ売れ、現代作品は縁故なしにまず売れず。希少な国内アートフェアが骨董市と混成になるのも、これと有関係でしょう。「東京には世界中の最新アートが入っているし、偏見なんて一切ない」「日本に欠点があるかのような言い方をされても」という声もありそうです。しかし日本国政府が乗り出すほ...

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剣道の居合道の段位が金銭取り引き【東京医科大学の裏口入学も】

居合道の団体で、段位試験が裏金で決まるニュースがありました。剣道は海外でも現地団体のサークル活動があります。日本のサムライ文化は海外でも通りがよく。東京医科大学の裏口入学に続いて、日本サゲ情報がまたひとつ出て、困ったもの。連想したのは大学改革でした。試験の点以外の長所も含め、合否を柔軟に決める方針変更が行われたあれ。小論文に書く人生観やボランティア活動や、有力者の推薦状など。それらの考慮は何のこと...

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大川小学校の津波被害裁判とゴッホ選び【時流の絵を描かない画家】

当時サイテーの画家ゴッホが、後世に最高峰の巨匠となった事件を、今正面から受け止めるのは困難です。場のTPOが異なりすぎて、19世紀の気分になれるわけもないのだし。本ブログもこう感じられるかも。「天才ゴッホをサイテーと呼ぶなんて、最低なやつ」。宮城県の大川小学校で74名もの生徒が、2011年の大津波でやられた事件も、今になって裁定は困難でしょう。すぐそばに高い裏山の林があるのに、行く行かないで長時間もめた大失...

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公文書改ざん国会議論【信念と趣味で正解が動く芸術の二重構造】

国会で続いているモリカケ事件。「公文書の改ざんや隠ぺいはあってはならない」の言い方にご注意を。よく聞いてみると「国の厳格な規則」でなく「僕の信念」で議論していますね。他の議員や官僚はこう思っているかも。「今回の改ざんはまずかったと思う」。次回の改ざんはOKと考えているかも。「公文書の改ざんは基本的にはだめだけど、どうしても必要な場合はやりますよ」「今回はその例外に該当しないから、賛成できませんけど...

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宇佐美圭司の絵画はなぜ捨てられたのか【前衛美術が許されない空気】

宇佐美圭司の4メートル四方の絵が、東大の食堂改築でじゃまになり、捨てられた事件を再び。ネットに集まった意見は、宇佐美の教え子や美術関係者であり、広く国民の意見が集まったわけでもなく。関係者の反応は活発でも、国民の反応はごく小さく、人々は気にとめていないのが全般的な情況です。この内輪と部外の落差について、美術関係者が深刻度を過小にみている印象があります。事件の最大のポイントは、公共絵画の廃棄が抽象で...

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宇佐美圭司の絵画が東京大学で廃棄されていたらしく【抽象の受難】

宇佐美圭司の大作絵画が、東京大学の本郷キャンパス中央食堂に長く飾ってあったそうで、最近改築の支障になるとして廃棄処分したニュースがありました。捨てられかけたゴッホと似た事件。見落としやすいポイントは、抽象画の受難だったこと。具象画なら違う展開のはず。宇佐美圭司のあの作風は地下鉄の路線図を連想させるデザインふうで、1980年代の雑誌記事では、液状の絵具を淡く塗り重ねて乾燥時間がかかるというインタビューで...

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芸術を語る言葉は魔物【正反対なのに共感させる話術の議員】

国会議員のあるあるは、立候補前と当選後の著しい変化です。論客時代に鋭い意見をずばずば言い、国を救おうとする熱意と見識を発揮。いかにも信じられる人が登場します。この人が総理大臣になれば最高だと、テレビスタジオは盛り上がります。ところが当選すると、首をかしげる事態に。誰のための政治なのか、その方向の日本改革だったなんて。そんな人だと知っていれば票を入れなかったよと。うまい言い方にやられたあ。話のわかる...

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日本の美術問題は作品が売れないこと【並べもせずに市場は生まれない】

「日本では美術は売れない」と言うと、反論も来ます。「売れるやつは売れる、売れないやつは無能と知れ」と。しかし、日本のギャラリストに美術を売る話をしても、関心がないものです。「まずは見せて」とならず、前向きの反応とは違う。この実態をどう説明するか。国内の商機の乏しさが、前提とされてしまっています。作品が何であれ売るのは無理と、専門家は決めちゃっていて。美術販売を虚しい徒労とし、内容どうこうの問題では...

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美術のグローバリズム対ナショナリズム【左翼右翼と違う次元の軸線】

ネットでは政治、経済、社会の論争の対立軸に、左翼対右翼の区分が長く使われました。たとえば日本国内に外国人を増やしたいのが左翼思想で、減らしたいのが右翼思想という分け方です。ところが近年、グローバリズム対ナショナリズムの対立軸が表面化しました。グローバリズムからの最初の提言は、株主の利益を最優先せよというあれ。国境をなくし、人、物、金の移動を自由にして、国の差をなくして地球をひとつにする思想です。言...

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霊感と芸術感はどちらが偉いのか【割り切れない脳の作用を楽しもう】

第8巻は9編を13編に増やし『東日本大震災の幽霊と芸術の霊的なもの』と改題しました。さて、お化けや幽霊を楽しむハロウィン祭。日本産の妖怪も加わり。その幽霊談義。僕には霊感がありますという告白に対して、特殊技能願望などもよく指摘されます。が、霊感の正体は脳の機能性か器質性の問題も多く、たとえば真っ昼間から謎の意識飛びや金縛りが起きるのは、ナルコレプシーという疾患だそう。日本に多いうつ病の一症状として知ら...

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音楽より美術のファンが少なすぎる意外な理由【孤立した制作の限界】

音楽ファンの層の厚さは、CDアルバム評を書いたアフィリエイト販売ページでもわかり、論じられる内容も高度です。一方、美術を売るアフィリエイトはまずなく、美術論は概して固い。ネット空間でも、美術はやはり一般化していないみたい。音楽と美術のこの違いで、著者は最近珍説を考えました。音楽は共同作業で、美術は単独作業で、その違いが魅力の差になっているのではと。要は、音楽にプロデューサーあり、美術にプロデューサー...

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京都空襲をアメリカ軍が避けたのは本当か【文化財の保護は都市伝説】

むろん嘘で、京都は大戦中に4度か5度空襲を受け、意外に大勢が亡くなりました。著者が知ったのは、たぶん1990年頃です。新聞トップコラムの「米軍は古都京都の文化財の価値を知り、空襲の対象から外した」と記された記事を、先に読みました。直後に京都の読者からの指摘で、何年何月何日と4度の具体的な爆撃日が後日新聞に記載されました。京都の郷土史に記録されていたそう。今ネットに出ている爆撃回避説は、空襲の直前に終戦が...

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カレンダーフォトで芸術の逆を体感する【きれい美しいは創造と違う】

音楽でこんな経験はありませんか。「とてもきれいな曲だけど、ぐっと来ないんだなあ」。芸術の秘密を示す重要ポイントです。きれいであることが、まんま芸術性なのかという根源的な問題だから。明らかに違っても、違いの説明は難しいのです。実は昔から「きれいなことと美しいことは違う」という言い方で、先人たちが提示してきました。とはいえ普通の国民の感覚としては、きれいイコール美しいイコール芸術性と、簡単に割り切りや...

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曜変天目茶碗の事件は今どうなっている【話のわかる人がいない日本】

テレビ番組で第4の国宝級『曜変天目茶碗』と鑑定された茶碗は、今も宙に浮いています。このもやもやは、美術全般のぼやけた雰囲気と同じです。ここで、事件を元にした脚本を考えました。映画化決定。『モナリザ』は、実は2枚あります。レオナルド・ダ・ヴィンチは2枚描きました。最近、テレビ番組がもう1枚の『モナリザ』を見つけました。3枚目の大発見です。評価額は2500万円。「んっ、かなり安いぞ」と専門家たちは首をかしげま...

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