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Category制作インサイダー情報 1/3

組織に加わると個人のレベルは上がる【個人主義や能力主義は逆効果】

日本のデフレ不況は、緊縮財政と消費税増税で通貨削減して、一人一人の所得をわざと減らした現象です。その初期のプロセスで、個人主義と能力主義を強いて、人事評価も能力給や目標達成制度などへ改革しました。この脱日本のススメで、企業業績は落ち外資に買収されました。動物のオリや虫かごに入れるエサに相当する通貨を削減した上で、内部をどういじっても死滅が約束されて当然です。そこに「個人ががんばれば全体が大きく成長...

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美術の傑作はどうして生まれるのか【神が降りる確率も偶然】

著者の本が美術評論の本と多少でも違うのは、ソース源が美術を作る側の人間だという点です。評論に多々みられる、憶測や空想した部分を言葉でつないで、机上でまとめた美文とは違います。作品を作る者の心理描写も、作家から聞いた話が多い。時には自身の事情を告白し、制作者の心の内まで入り、時にしつこく核心に迫ることもあります。絵や彫刻を作らない評論家が書いた本よりも、整然としていないでしょう。たとえば傑作絵画が生...

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映画『2001年宇宙の旅』を分析する鑑賞【意味に正解はない前提】

映画『2001年宇宙の旅』は、有名俳優が出ていないことでも有名です。一人生き残ったボーマン船長役のキア・デュリア氏も、宇宙空間で暗殺されたプール副操縦士役のゲイリー・ロックウッド氏も、現在も存命で伝説化していません。映画は伝説化し、二つの謎解きが今も続きます。「人工知能のHAL9000はなぜ暴走したか」「ボーマン船長に何が起きたか」。著者は学校の特別講義で、レーザーディスクのスクリーン映写で見ました。でもこ...

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画集をひとつ出版しました【まだまだハードルがあり整備が必要】

12月に入ってすぐ、一冊の画集をAmazonから出版しました。電子書籍を作る手間は、活字本よりは画集や写真集が多く、画質の加減や裏ワザ的な技術の実験も必要で、先延ばしにしていました。結局活字本の6年遅れでやっと試しました。画集を作れるソフトは様々あり、今回はソフトを5種類使っています。ところが入稿データをページ順に並べる専用ソフトは、市販でないせいもあり不具合が目立ち、何度も立ち往生しました。バグが出る法則...

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NFTアートは詐欺的だ論も確認しよう【芸術の高尚さに乗じた講か】

NFTアートの情報を見ると、すぐに気づくことがあります。暗号資産のイーサリアム売買市場にエントリーするなど、条件が変です。金融資産の世界になっています。かんじんな部分の説明がなくて、手軽に儲かる話へ飛んでいて。これは詐欺のあるあるパターンを感じさせます。NFTアートは落とし穴だらけで、まず他人の絵をパクッて登録できて、最初のオーナーを名乗れます。登録データは確かに一人だけが所有可能でも、バージョン違いを...

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NFTアートは新しい美術の売買になるか【メタバースとセットの話題】

NFTアートが話題です。Non-Fungible Token、非代替性トークンという意味。こちらに問い合わせもありました。NFTアートは、ビットコインで知られるブロックチェーンという、履歴を追跡する仕組みがあって、作品が誰の所有なのかが保証されるというふれこみです。イラストや絵画をデジタル画像にして誰でも作って登録できます。そのためのソフトがいくつも用意され、従来のドローソフトやペイントソフトも、NFT向けのコマンドを追加...

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実質か形式かどちらをとるかの永遠の問題【何が自分にとっての価値】

今日本は、一年で最も快適な季節です。例年五月のゴールデンウィーク初日は、冬のブルゾンを着たり、夜ストーブをつけたりしますが、五月後半はぐんぐん暖かくなり薄めの長袖一枚か半袖で過ごすほどです。日本のこの季節に似ているのが、アメリカのジューン・ブライドです。日本でも六月に結婚式をあげるカップルが昔から多くいますが、晴天のアメリカに対して日本は梅雨だから、曇天やどしゃ降りが多いのは当然です。問題は、日米...

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日本人が描く絵画の致命的な欠陥とは【ひたすらきれいを目指す】

最近地元の市街中心にある商店街へ行く機会があり、何カ所かのアートギャラリーに入りました。全て無料展示ですが、いつものあの日本らしい作品群が並び、音楽でいえば昭和歌謡的なムードに戻った感じの雰囲気でした。こちらは瞬時に作品を評するクセがついています。欧州で展示すれば買われそうかという点と、どこをどう変えれば海外で買い手が現れるかです。まるで職業病でしょうが、「これだとだめか」ばかりになってしまいます...

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裁判員制度と美術の公募コンテストは関係あり?【あくまで上が決める】

裁判員制度は市民が相談して民主的に判決を出すコンセプトのはずが、もう形骸化しています。裁判員たちが苦労して出した判決を、裁判所がひっくり返して、過去の判例どおりに決定し直すケースが多いから。過去の判例に合わせるのは、過去回帰の力がはたらいているわけです。現代の新基準に差し替えさせまいとする意味。従来の尺度を保つようにして、時代の変化を起こさせまいとしています。今後の新たな価値観の創造を食い止めてい...

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SNSサイトを改悪する仕様変更はなぜ起きる【改革に成果なし】

マイナーなSNSで国家経済と財政に関して投稿していますが、時々サイト仕様が改悪されます。取り上げた人がいないかを確かめると、誰かが問題を説明してくれていて、元に戻すよう要望中だったりします。改悪問題はOSでもブラウザソフトでもよく起きます。バージョン更新で使い勝手が悪化し、手間や時間が増える変化がよくあります。中にはプログラムの混線で、道連れ的に起きたバグの場合もありますが。そのSNSでは、画像をアップロ...

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プリント作品の通販に登録してみました【写真と絵画のショップサイト】

新進のプリントアート通販店に登録してみました。新型コロナ途中の2021年1月オープンで、巣ごもり需要といえど日本だから芸術の需要は小さい上に、「失われた30年」なる不景気と25年目のデフレ不況なので、まだ一般アクセスが少ない通販サイトです。美術の通販サイトはこれまで何個も登録しましたが、別れが来たことが何回も。販売不振で撤退し、消滅するケースです。Tシャツ店も消え、一番売れていた店が消えたのは残念でした。肥...

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芸能人ユーチューバーがおもしろい理由【声を通す訓練】

芸能人はしゃべる商売なので、ユーチューバーになっても楽しい動画が多いのは確かです。そして意外に大きいのが、言葉の発音が明瞭であること。芸能界と無関係のユーチューバーは発声では不利です。芸能タレントは、ほとんどが芸能スクールや俳優学校に通ったはずで、最も基礎的な発声練習はかなり積んでいます。「あえいうえおあお、かけきくけこかこ」などの、高校や大学の演劇部も毎日続けている訓練も受けていて。しかも立ち居...

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誰もいないはずの風呂場に突然人の足が出現した【怪談シリーズ】

怪談話をひとつ。前に風呂場で体を洗っていた時に、ふと予感がありました。自分の両足の間を見つめていると。来るぞと思ったらやっぱり。ニュッと足がもう一本。見える範囲はひざ上から足首にかけて、瞬時に出現しました。自分以外は誰もいないのに。出たーっ!。著者はすかさず、ひざ下を両手でつかみました。相手が動けないように強く握って拘束し、足を引っ張ります。しかしびくともしません。そこで握力をいっそう強めて、足を...

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尺が足りないと伝わらない歌丸の落語【美術なら絵の面積か】

「桂歌丸の落語はたいしたことない」とどこかで見かけました。機会があって実際に歌丸師匠のテレビ音声だけを聴いてみると、確かにイマイチということがありました。その理由はごく簡単で、尺が足りないことが直接の原因です。落語の番組はまだましですが、バラエティーの中に落語コーナーをポンと加えた番組では、短い持ち時間が何分と決まっていて、その時間、尺というものにぴったりはめ込まないといけないわけです。これだと途...

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作品価格が高すぎる現代アートの謎【サクラのヤラセ購入芝居】

現代アート作品が、オークションで非常に高く落札したニュースが時々あります。デフレ不況でお金に敏感になっている日本のネットでも話題になり、でもピシッと焦点を合わせて語る人は少ないようです。多くの意見はこうです。「この作品は理解できないし、この高額も理解できない」「こんな意味不明の作品が気に入る人もいるんだ」「僕なら安くても買わない」など。「自分は自分、他人は他人」の決意が多い。しかしまれに的を射る人...

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美術制作が続く確かなモチベーションは【絵を描くのが好き】

「絵を描くのが好き」「ものを作ることは楽しい」「何か色々できそうな気がする」というわくわくする若い熱意は、意外に早く冷める結果論があります。スタートできなかったり、その後が続かなかったり。続かない隠れた原因は、ひとつは表現が多様化した時代性です。既存作品が多岐に渡る時代に、ビギナーが何か作ってもどれかに似ます。他人がすでにやったことばかりで、自分らしさが出ない悩み。視界が広がるほど、相対的に自分の...

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マンネリズムと芸術はどう関係があるのか【多作して傑作を出す作戦】

「マンネリズム」「マンネリ化」は、型にはまって停滞する意味です。芸術の創造とは逆だろうと思えます。マンネリ作品ほど売れているぞと反論は出そうですが、非創造的な印象が先立ちます。しかしそこに言い方もあります。たとえばピカソとブラックは立体派運動の最中に、似たような絵を続けざまに描いています。それどころか、二人の区別がつかないほど同じ画調でした。ならばそれらの新作はマンネリになっていたのか。作る側から...

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サッカー日本代表が勝つ応援方法【上げて落としててのひら返し】

サッカーワールドカップ2018ロシア大会も、ジンクスどおりです。優勝国は次回は低調となる法則で、最近5回のうち4回、1998年フランス、2006年イタリア、2010年スペイン、2014年ドイツという歴代優勝国は、4年後はグループリーグ敗退に終わりました。著者は半分冗談で、「勝ちそうな国は負け、負けそうな国は勝つ法則」としました。これは、世界一に輝いた後ですぐに崩れる意味ではありません。その後も世界一らしさを保ちながら、...

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続・絵をギャラリーに置くのに画家が払うのはなぜ?【採算性】

ギャラリーに絵を置いて売るのに、なぜ画家がお金を払う必要があるのか。それは絵を売っても赤字だからです。画家が払わないとギャラリーは即座に倒産して消えるから、画家は展示場所を失います。そういう理屈なら、他にもある気がしませんか。たとえば駆け出しのロックバンドは、自費でコンサート会場の料金を払います。お客ではなく演奏する側が費用の大半を負担します。チケットを売っても黒字にならないからで、画家と同じ境遇...

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絵をギャラリーに置くのに画家が払うのはなぜ?【画家を搾取か】

美術界の外から時々出される、この疑問です。「ギャラリーに絵を置いてもらうのに、なぜ画家がお金を払う必要があるのか」「そんなのおかしいよ」。ありますねえ。美術家は作品をギャラリーに置く時に、料金を払います。「ギャラリーは絵を置いて儲けて、絵が売れてまた儲けてと、二重に儲けている」「ギャラリーの客は購入客でなく画家なのか」「搾取される画家は怒るべきだ」「ギャラリーは悪だ」「美術界は非常識」と論者。確か...

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