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Category経済から芸術がわかる 1/6

怪事件が起きるたびに皆が首をかしげ【原因は緊縮財政と消費税】

平成中盤から日本はテロ多発状態に変化し、令和になってもむごい暴力的な怪事件が連発しています。問題は、なぜこんな日本になったのか、首をかしげる投稿のあまりの多さです。本当に思い当たるものがないなら、ぼんやりしすぎています。世界は日本を「失われた10年」と呼び、2023年現在で延々と34年失っています。22歳で就職した若者はすでに56歳となって、その間経済は下り坂を落ち続けています。キーワードはデフレです。デフレ...

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構造改革と規制緩和が破壊的【電動キックボードのレントシーキング】

著者の本に「憲法を変えるのに賛成か反対か」の質問が無意味な理由を書いています。変えると言っても、どう変えるかで賛成反対も逆になるから愚問でしょう。平成の成長戦略「構造改革」「規制緩和」がそれです。これ現に内容は衰退の促進です。構造改革とは国民所得が減る構造へ変える意味で、規制緩和とは貧困化を防止する規制を取り払う意味です。構造改革の典型例が非正規社員の拡大で、規制緩和の典型例が農薬を規制する濃度を...

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仕事ができない人を説明する動画だらけ【平成デフレ不況の理解不足】

ネット動画に多いひとつが、だめ人間を糾弾して啓蒙するテーマです。『仕事ができない人の特徴6つ』だとか。主張者は不景気の時代に生まれた若年が多く、平成大不況の「失われた34年」にイライラし、労働者の無能ぶりが不況の原因だと勘違いした自称エリートたちです。不況の原因を働き方だと思っている時点で、現代世界の構造をつかめていません。経済低調の起点は日本は1947年、世界は1979年です。日本のデフレ不況は、1997年4月...

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経済大国は国産品を多くそろえた国だった【日本が世界一有利なはず】

人口が多い国ほど経済大国になりやすい理由は、大勢が働いたかせぎの合計が多いからではありません。理屈は似ても、メカニズムは全く違います。正しい道理は、働く人が多いほど国産の物やサービスの量と質が上がるからです。それはどういうことか。国産品が豊富な国では、国民が爆買いしても商品が枯渇しにくい。品切れしない国ではお金の価値は落ちない。すると政府がお金を多く発行できます。政府支出は企業の投資やイノベーショ...

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国の経済でいう需要とは何か【絵画の需要がないから市場が小さい】

世界が経済成長する間に日本だけが経済衰退し続けた「失われた34年」は、GDPの横ばいとマネーストックが増えないレア現象です。実質賃金が低下した。この国力減退は「需要の縮小」が原因だと表現されます。その「需要が小さい」とはどういう意味でしょう。「需要と供給」と対になる語があり、何となく難しい印象を受けます。実は簡単で、需要とはお金の量、供給とは商品の量です。「日本は需要不足」とは、国民のサイフが軽い意味...

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日本の報道は縮小・解消・廃止ばかり【小さくなる話題が延々と続く】

「最近のニュースは暗い話ばかりだ」の声は、事件や事故のネガティブな話題を指すのでしょう。それより多いのが企業の縮小、削減、撤退、中止、切り離し、倒産、廃業、解散。今年で最後になるとか幕を降ろすお知らせ。消えるか減るか小さくなる話。終わる話題ばかりです。今と逆の時代もありました。1985年の内需拡大と、1995年のパソコン景気がそう。前者は『リゾート』、後者は『Widows 95』がキーワードでした。手がける、増や...

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しもやけが重度の凍傷になっても冷やし続ける?【デフレ不況の日本】

日本の景気に関し『凍傷の寓話』をあちこちに書きました。出版本にもあります。「軽いしもやけが少しずつ重い凍傷へと進行した。この時、人はどういう解決法を試みるか」というエピソードです。軽いしもやけだったのが、なぜ悪化していつまでも治らないのか。患部を水で冷やし続けているから、治らないのです。停滞をみた日本人はどう解決しようとしたか。水ではなく氷で冷やし始めました。当然ながら、中度の凍傷へと悪化したので...

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日本経済を悪くする犯人はこいつさ【当代の権威者が時代の作者】

最近おもしろい議論の動画が出ています。日本がなぜ経済成長しないのかが議題ですが、どうすれば日本経済が上向くかで、売れっ子有名評論家が「僕にはわからない」と言い出します。挑戦者は「僕にはわかり、それは通貨のばらまきだ」と訴えます。もちろん有名評論家の言うことは間違っており、挑戦者の言うばらまきが正解です。何しろ日本以外の全ての国がすでにやってインフレ好況に改善しており、唯一日本だけがばらまきを断固拒...

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60年償還ルールのは日露戦争の名残だった【貧困と劣化の時代】

世界がインフレ好況で好景気の中で、日本だけがデフレ不況で不景気です。女性と子どもが貧困で飢えている現象を「失われた30年」とも呼びます。2023年で34年目に入ります。その起点はベルリンの壁崩壊の1989年です。1989年は日本だけの大きい変化が複数ありました。たとえば平成元年と、消費税導入です。三つの中で日本にとって最大の致命的自滅は、消費税だったと今になって発覚しています。税金は財源でないのに、財源と見立てた...

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高齢者は各地の市街地をつくった【我々は社会基盤を残せるのか】

最近、高齢者が多く集まる場所に顔を出したのですが、真っ先に思ったのはこれでした。「市の中心街をつくったのがこの人たちだ」と。人類も生物である以上は、今日よりも明日が繁栄するよう子孫に宝物を残します。ひとつが都市。宝物はお金だろと考える人は、別に馬鹿とか無知ということでもないのですが、よくある間違いです。というか嘘を教えられています。子孫に残す財産とは、社会基盤、インフラストラクチャーです。たとえば...

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子どもを大事にしてきた日本【新自由主義の文脈で児童虐待】

緊縮財政とは、故意に自国通貨の発行をサボタージュして、国民所得を下げる統治法です。消費税増税は、付加価値(利益分と内部人件費)に課税し、国民所得を吐き出させ、企業の業績を下げる統治法です。日本だけで起きているデフレ不況の直接原因が、これら二つです。日本で続けられている理由は、国民がお金の意味を勘違いしているからです。国民は金庫にためた一万円札で国が運営されると思い込み、お金が減らないよう経済の動き...

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コストプッシュ型インフレと美術家【物価は上がり賃金は下がる】

日本で起きている物価上昇を「インフレ」と呼ぶのは、今や全く間違いといえるものです。というのは、インフレには二種類あり、良性のデマンドプル型インフレと、悪性のコストプッシュ型インフレは、善悪が正反対だからです。良性インフレは、自国通貨のばらまきで生じる買い物ブームで、製造者や店が強気価格に値上げする現象です。儲けは多少でも従業員に還元され、所得が上がります。悪性インフレは石油や小麦の原価が上げられ、...

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ツイッタートレンド#税は財源ではない【#政府の赤字はみんなの黒字】

美術は好景気のシンボルであり、景気上昇のうねりの初段に、アートの活発化が起きる傾向が美術史にみられます。商業の膨張に連動した西洋ルネサンス運動もそうでした。今の日本はちょうど正反対で、34年目に入ったデフレ不況でアートから去る人が続出します。著者は海外美術展に参加された会員様に正月の年始メールを送っていますが、やはり返信があるのです。「美術をやめましたので今後はメールはいりません」と。やめる理由は、...

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防衛増税と国民の責任を言い出す一億総逆走【税は財源ではない】

「国の経費は国民が負担する」式の日本の常識は世界の非常識で、国をあげたこの曲解で「失われた30年」が延々と続いています。残り12日で34年目に入るのも確定済み。通貨発行権は政府だけにあり、企業や家庭や個人にはありません。国民が国費を払う負担は悪い冗談です。お金を発行すれば犯罪になる国民が、政府にお金を進呈する発想は狂っています。発行できない者が発行者に、発行物を与える悪い冗談です。版画で考えれば、お客で...

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国債60年償還の廃止を与党が提案【二次大戦の敗戦の罰ゲーム】

与党で国債の60年償還ルールをなくす提案が出ました。60年償還とは、実は日本の美術が育たない理由でもあるし、同じ理由で防衛力を手薄にして、他国の侵入や侵略や領土奪取をやりやすくしています。60年償還ルールとは何か。芸術よりも簡単なのか。1997年以降の日本が世界で唯一デフレ不況で衰退途上なのは、国債発行を減らす緊縮財政と、発行済み通貨を減らす消費税が原因です。風呂でいえば、蛇口を細くし、底の栓を全開した状態...

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貨幣のプール論の肯定プロパガンダ【お金の量と価値は反比例?】

最近、マイクロソフト社の検索サイトBingで『貨幣のプール論』が最上位に固定されていました。『貨幣のプール論』とは、お金を総量一定のゼロサムとして、通貨発行を無視した間違った思想です。それを正しいとする誤導フェイクを、検索サイトが定説と認定したミスです。同じ論が検索上位に並び、全て同一ブログです。犯人は大手企業トップで、日本経済復活を阻止しようと、問題を日本人がネットから学べないようにして、誤認識を改...

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#税は財源ではない がツイッタートレンド入り【ガリレオ支持が増加】

#税は財源ではない がツイッターのトレンド入りしたそうです。1989年のベルリンの壁崩壊、その平成元年からの失われた33年の原因は、消費税導入でした。「日本経済の低落は企業の改革不足だ」はデマで、通貨を故意に削減すれば一人あたりの所得が減るだけの話です。所得倍増はお金を2倍刷れば実現し、現に他国は皆やっています。なのに日本だけが逆走の増税を延々と続けるのは、税金が財源だと皆が信じているからです。税金とは多...

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ゴルバチョフ元ソ連大統領の訃報【日本で米国製版画が売れまくりの頃】

2022年8月31日にゴルバチョフ氏が亡くなり、これから論文が多く出るでしょう。ゴルバチョフ氏はソ連共産党書記長を経てソ連で最初で最後の大統領となり、ペレストロイカとグラスノスチで西側と交渉し、次のエリツィン大統領がソ連を解体しロシア国へ戻しました(1991)。これで東西冷戦は終結ですが、西側国はロシア国民の「よい暮らしを」ができないように動いて、今のロシアウクライナ戦争につながります。裏切りが闇なのは、西...

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戦費の調達法おもしろ時代劇【日本だけがなぜデフレ不況で貧困なの】

芸術界を発展させるには、国が裕福であることが条件です。それで日本の分岐点である経済の話題を増やしました。貧乏ならアートは消えるのみだから。日本だけが貧困化しているのは、社長が馬鹿で社員がサボリで、イノベーションがないからだと思っている人が多いようです。日本人はこう考えます。領土を奪われないよう防衛費を増やすと、国の金庫にためてある一万円札が多く使われ、減って底をつく。そこで国民のサイフにある一万円...

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世界で日本だけが増税続きなのはなぜか【理由は減税しないから】

日本で増税を約束していた政党が参院選で圧勝し、消費税を無限に増税する議論に入っています。35パーセントが終点と言う声がありますが、100パーでも200パーでも行きます。なぜ日本だけ消費税を上げ続けるのか。世界で日本だけが増税なのか。消費税を上げるからです。「えっどういうこと?」。当たり前の理屈です。日本以外の国は、財源は公債と称するデジタル債券、つまり政府貨幣をいちいち発行して出費にあてる財政手法です。な...

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