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Category芸術よりも難しいもの 1/3

法人税のひどい誤解を著名人も広めていたとは

国民の99パーセントが完全に誤解しているのがお金(貨幣、マネー)の機能で、96パーセント程度は消費税を全く誤解。では法人税の誤解はどうか。少し前に法人税の説明を完全に間違った動画が人気でした。「よく理解できました」という読者の声が怖い。それ誤解だから。皆さんも払う所得税と、縁のない法人税。二つはかなり違います。簡単に言えば、所得税では家族が食べるケーキ代は経費計上できないのに、法人税では社員が食べ...

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中国の経済破綻説は日本の経済破綻説と何が違う

ネットニュースには、中華人民共和国の経済が近く破綻する記事がよく出ています。いったい何年そう言われてきたのか、いまだ破綻せず続いています。破綻という語はバズワード(定義があいまいな語)ですが、債務不履行を指します。借金が返済できないデフォルトの意味。たとえば「ギリシャが破綻した」という、ギリシャショックは何が焦点だったか。EU加盟国は、死刑制度の廃止などの参加条件がいくつもあり、統一通貨加盟もその...

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山小屋の遭難者に政府が含まれる場合の生存率

「日本の景気は悪くなるばかりだ。各家庭の台所も切り詰める限界だ。今の政治は全くだめだ。国民の暮らしを優先した社会を実現したい」。こうして庶民の味方となって闘う情熱家も、実はめちゃくちゃな勘違いをやっています。どこが勘違いか。「優先」が勘違い。何を優先するかは、パイの分け方の話です。たとえるなら登山で遭難して、山小屋で食料を出し合い分け合う感覚ですね。つまりお金の総量が一定の前提です。この感覚で、公...

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消費税を理解しているか誤解しているかの差はどこ

「この人はわかっている」と判別できる一言は、美術に限らずどの分野にもあるでしょう。たとえば消費税を増税する是非について。今は国民の60パーセントが反対です。その反対者さえが根本を誤解しているとわかる、ある決まり文句があります。「財源」です。増税に反対する声の例。「国の予算不足が深刻な中で、財源の消費税は大切だが、我が家の家計も大切だから、今は増税の延期を希望する」。国の財政再建と、僕の家計再建で板...

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MMT現代貨幣理論を大勢が理解できないのはなぜ

日本人が最も理解しがたい分野は芸術だと、著者は想像してきました。ところが、もっと難しい分野があったのです。経済です。まずクイズを出します。次の3つの説明を、何となくでも理解できるでしょうか。(1)自国通貨建ての国債は、無限に発行しても返済不能が起きない。(2)ただし増やせる上限がインフレ率で決まる。(3)政府の負債は国民の資産となる。これがアメリカ民主党議員が紹介し、世界の経済界でもめている『MM...

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税金と芸術はどちらが国民に理解されているか

所得税や消費税などは何のために徴収するのか。「国民から集めた国の運転資金でしょ」「税収が多いほど国の予算は増えるから」と思った人は、完全に誤解しています。えっ国の運営費ではなかったの?。そう、国の税金にそんな機能は一ミリもありません。ええっ?。国の出費のひとつは、国会議員に払う報酬です。月額129万円。焦点は自国通貨です。円は国会議員の判断で、政府の子会社同然の日本銀行から発行できます。プリントす...

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消費税はグロアートよりもグロテスクだって?

日本国民は消費税が上がるたびに、国の財政は危機だからしかたがないと身を引き締めます。危機の時こそ自らも痛みを分担して、犠牲を払う責務を感じながら。僕らが負担した消費税が国を助けるのだと、愛国心を忘れずに。「少子高齢化の福祉へ少しは貢献できただろう」と。買うのを断念した天体望遠鏡の消費税2万円は払わないとして、食費の節約で買ったモヤシの消費税1円はお国に捧げるのなら、ぜいたくを捨てた貧困化も何のその...

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消費税の増税をやめろという主張に多い忘れ物

消費税を上げるなという主張に、たいてい大事な一言が抜けています。現代アートがわからないと言う人に、キモとなる抽象論理のトリックを説明し忘れたまま、簡単だよと言うのと似た感じで。消費税に反対する動画で、こういう説明を見ました。「消費税は消費者から取る」「だが今後日本は消費が減っていく」「だから取る消費税も減っていく」「減っていくから行き詰まる」という論法。この説明はとてもおかしいのです。日本で起きて...

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消費税の狂気性とゴッホの自傷行為

よく聞く言い方。「日本は貧困になり国庫に入る税金が大きく減った」「だから国を維持するには消費税を増税するしかない」「他に方法などない」。こうした声が耳に入ると、国民は黙る以外にありませんよね。高齢者介護や少子化対策に気づかう良心がある弱みで。ところが他に方法はあり、本来そちらが正攻法です。税額を2倍に増やしたいなら、GDP(国内総生産)を2倍に増やせばよいのです。3倍なら3倍。倍率は比例はしないに...

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世界中でお金の意味がガクンと難しくなった1971年

世界のほぼ全員が、お金の意味を誤解している焦点はどこでしょうか。実は著者も数年前まで、全くわかっていなかったのが「現代マネー」でした。現代アートの方がよほど簡単。お金がどう生まれるかは、大昔とコース取りが違う新事情があるのです。「ドルショック」の語は広く知られます。ドル紙幣をいつでもゴールドの金属塊と交換しますと誓ってきたアメリカが、1971年に突然やめた事件です。この時から、お金の意味が抽象化し...

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統計と芸術はどちらが理解しがたいものなのか

日本の好景気が統計で偽造された事件です。インタビューに多い市民の意見は「政府の統計がそもそも間違っていたらだめでしょ」「官僚が統計を改変するなら何を信じればよいの」。こうした当然の抗議に、少しオマケの注釈もつけたい気がします。嘘は三つあると言われます。嘘、大嘘、統計の三つ。で大嘘って何?。例は「水の伝言」「ピラミッドパワー」「納豆でやせる」「日本は赤字大国」でした。「それはホントでしょ」と思う人は...

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お金を使わないと景気が悪くなるイメージは何か変?

日本で芸術以上に誤解されやすいのは、お金の意味と役割です。宝とみる感覚が抜けないのです。正解を言えば、お金の意味は借用証であり、役割は人体の血液に似ます。活発に動かし回ると健康になり、緩慢だと死期が近づく。この理解が今の日本人は芸術以上に苦手かも。バブル崩壊後の不景気が1993年にみえた頃、国民は物価が下がれば幸せになると誤解しました。安売り競争が続けば裕福になれると思い、結果は餓死や貧困家庭が続...

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冬の日の体感温度の矛盾と地球温暖化の学者

2019年2月17日は、戸外にいるとぽかぽか温かく、しかしひどく肌寒い一日でした。道に立つとかなり温かいのに、かなり冷たい。矛盾した天気。温かい理由は快晴だからで、やや高くなった太陽が体を照らすから、暖かい春の訪れを感じます。一方、肌寒い理由は気温が低いからで、梅の咲き始めの快晴日に起きやすいちぐはぐ感覚です。その日は温暖なのか寒冷なのかを一口で表現しにくく、天気ニュースの口調と体感にも差が生じま...

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拉致事件のわからなさと芸術作品のわからなさ

いわゆる拉致問題で、日本国政府は前に奇妙な行動をとりました。相手国内で亡くなったとされる被害者の遺骨が日本へ返され、日本でDNA鑑定が行われた時。「DNA鑑定を我が国でも行いたい」と、イギリスが持ちかけてきました。遺骨を少し送ってくれと。日本側は「DNA鑑定は日本だけで十分」とお断りしました。この返事の奇妙さに、報道は触れませんでした。「日本の機材は高性能だから、他国の手を借りずに自前ではっきりと...

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親殺しのパラドックスと抽象美術のパラドックス

親殺しのパラドックスは、タイムマシンの話題です。タイムマシンで過去へ行き、自分の生みの親を殺せばどうなるか、という思考実験です。思考実験だから、物理的や社会的な実験は行わず、脳内で仮想的に実験します。『シュレディンガーの猫』が猫を毒殺しないのと同じ。30才の男が、タイムマシンで35年前へ行きます。自分を産む5年前の母親を見つけて殺せば、自分を産めない。しかしそれが実現すれば、自分は世に存在しないこ...

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天気予報の降水確率50パーセントはずるい言い逃れか

人々が天気予報で一番知りたいのは、雨が降るか降らないかでしょう。かつて気象庁にこんな苦情が来たそうです。「降水確率50パーセントとは何ごとか。降るか降らないかひとつに決めるのに、半々の五分五分なら素人でも言えるわい」と。確率半分と言っておけば、結果がどちらに出ても当たったことにでき、そのずるいやり方に怒っているわけです。「サイコロを振った目はきっと偶数か奇数かであろう」と予言するような感じか。ずる...

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2000年問題は大山鳴動してネズミ一匹だったのか

日本に「何年問題」が何個かあり、団塊の世代が後期高齢者となる介護危機が2025年問題です。何年問題の顔は、世紀末に世界を騒がせたあれです。「2000年問題は大山鳴動してネズミ一匹だ」の冷やかしがネットにあります。実はそれ、日本語の使い方が間違っています。「大山鳴動してネズミ一匹」の意味は、大騒ぎした割に小さかった事件です。実例は1910年のハレー彗星。長く伸びた尾に地球が入ると、青酸ガスの成分で窒...

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長寿雑誌『月間ムー』と日本で人気のシオンの議定書

日本のデフレ不況時代を生き延びた雑誌『月間ムー』の、創刊40周年記念セレモニーが話題になりました。幽霊、UFO、宇宙人、未知の生物、謎の未解決事件など新旧ネタを次々と紹介し、超常現象と陰謀論で説明をつけるという、楽しくもやばい内容の雑誌でした。深夜に天井裏で足音が鳴る場合。幽霊の通り道だという説明と、他人が隠れていた刑事事件とも記し、「信じるか信じないかはあなたしだい」で締めくくる趣向です。偽書の...

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雪道でタイヤチェーンをつける法律は滑らないように

雪道の車にタイヤチェーンを義務づける法案の発端は、今年2018年のドカ雪でした。国道を行く車が埋もれ、交通がマヒして自衛隊が救出したあの騒動。何が足りずに起きたのか。考える場が机上だとチェーンに行き着き、雪上だとスタッドレスタイヤに行き着くという。起きるパターンがあります。最初に大型トラックが進めなくなります。夏タイヤが浅い雪道でスリップするから。後の車が追い抜いて前に出ることはできません。大型ト...

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民族や人種差別論争にみる理解の壁と岡本太郎の忍耐

画家の岡本太郎と、文学か哲学の第一人者が抽象画家を語り合う本で、興味深い事態がありました。岡本は芸術の概念を、崇高な芸事の次元から引き離そうと言い方をこらします。対して文学者は、巧みなデッサンの芸を崇高に神扱いします。文学者は抽象美術がわからないから、本題の抽象画に言及できず、写実画に心酔した話に終始します。二人は和気あいあいにみえて完全にすれ違い、岡本がいくら切り口を変えて芸術の意味を言い換えて...

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