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Category芸術よりも難しいもの 1/2

MMT現代貨幣理論を大勢が理解できないのはなぜ

日本人が最も理解しがたい分野は芸術だと、著者は想像してきました。ところが、もっと難しい分野があったのです。経済です。まずクイズを出します。次の3つの説明を、何となくでも理解できるでしょうか。(1)自国通貨建ての赤字国債は、無限に発行しても財政破綻しない。(2)ただし増やせる上限はインフレ率で決まる。(3)政府の負債は国民の資産となる。これがアメリカ民主党議員が紹介し、世界の経済界でもめている『MM...

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税金と芸術はどちらが国民に理解されているか

所得税や消費税などは何のために徴収するのか。「国民から集めた国の運転資金でしょ」「税収が多いほど国の予算は増えるから」と思った人は、完全に誤解しています。えっ国の運営費ではなかったの?。そう、国の税金にそんな機能は一ミリもありません。ええっ?。国の運転資金のひとつは、国が国会議員に払う報酬です。月額129万円。焦点は自国通貨です。円は国会議員の判断で、政府の子会社同然の日本銀行から発行できます。プ...

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消費税はグロアートよりもグロテスクだって?

日本国民は消費税が上がるたびに、国の財政は危機だからしかたがないと身を引き締めます。危機の時こそ自らも痛みを分担して、犠牲を払う責務を感じながら。僕らが負担した消費税が国を助けるのだと、愛国心を忘れずに。「少子高齢化の福祉へ少しは貢献できただろう」と。買うのを断念した天体望遠鏡の消費税2万円は払わないとして、食費の節約で買ったモヤシの消費税1円はお国に捧げるのなら、ぜいたくを捨てた貧困化も何のその...

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消費税の増税をやめろという主張に多い忘れ物

消費税を上げるなという主張に、たいてい大事な一言が抜けています。現代アートがわからないと言う人に、キモとなる抽象論理のトリックを説明し忘れたまま、簡単だよと言うのと似た感じで。消費税に反対する動画で、こういう説明を見ました。「消費税は消費者から取る」「だが今後日本は消費が減っていく」「だから取る消費税も減っていく」「減っていくから行き詰まる」という論法。この説明はとてもおかしいのです。日本で起きて...

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消費税の狂気性とゴッホの自傷行為

よく聞く言い方。「日本は貧困になり国庫に入る税金が大きく減った」「だから国を維持するには消費税を増税するしかない」「他に方法などない」。こうした声が耳に入ると、国民は黙る以外にありませんよね。高齢者介護や少子化対策に気づかう良心がある弱みで。ところが他に方法はあり、本来そちらが正攻法です。税額を2倍に増やしたいなら、GDP(国内総生産)を2倍に増やせばよいのです。3倍なら3倍。倍率は比例はしないに...

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世界中でお金の意味がガクンと難しくなった1971年

世界のほぼ全員が、お金の意味を誤解している焦点はどこでしょうか。実は著者も数年前まで、全くわかっていなかったのが「現代マネー」でした。現代アートの方がよほど簡単。お金がどう生まれるかは、大昔とコース取りが違う新事情があるのです。「ドルショック」の語は広く知られます。ドル紙幣をいつでもゴールドの金属塊と交換しますと誓ってきたアメリカが、1971年に突然やめた事件です。この時から、お金の意味が抽象化し...

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統計と芸術はどちらが理解しがたいものなのか

日本の好景気が統計で偽造された事件です。インタビューに多い市民の意見は「政府の統計がそもそも間違っていたらだめでしょ」「官僚が統計を改変するなら何を信じればよいの」。こうした当然の抗議に、少しオマケの注釈もつけたい気がします。嘘は三つあると言われます。嘘、大嘘、統計の三つ。で大嘘って何?。例は「水の記憶」「ピラミッドパワー」「納豆でやせる」「日本は赤字大国」でした。「それはホントでしょ」と思う人は...

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お金を使わないと景気が悪くなるイメージは何か変?

日本で芸術以上に誤解されやすいのは、お金の意味と役割です。宝とみる感覚が抜けないのです。正解を言えば、お金の意味は借用証であり、役割は人体の血液に似ます。活発に動かし回ると健康になり、緩慢だと死期が近づく。この理解が今の日本人は芸術以上に苦手かも。バブル崩壊後の不景気が1993年にみえた頃、国民は物価が下がれば幸せになると誤解しました。安売り競争が続けば裕福になれると思い、結果は餓死や貧困家庭が続...

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冬の日の体感温度の矛盾と地球温暖化の学者

2019年2月17日は、戸外にいるとぽかぽか温かく、しかしひどく肌寒い一日でした。道に立つとかなり温かいのに、かなり冷たい。矛盾した天気。温かい理由は快晴だからで、やや高くなった太陽が体を照らすから、暖かい春の訪れを感じます。一方、肌寒い理由は気温が低いからで、梅の咲き始めの快晴日に起きやすいちぐはぐ感覚です。その日は温暖なのか寒冷なのかを一口で表現しにくく、天気ニュースの口調と体感にも差が生じま...

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拉致事件のわからなさと芸術作品のわからなさ

いわゆる拉致問題で、日本国政府は前に奇妙な行動をとりました。相手国内で亡くなったとされる被害者の遺骨が日本へ返され、日本でDNA鑑定が行われた時。「DNA鑑定を我が国でも行いたい」と、イギリスが持ちかけてきました。遺骨を少し送ってくれと。日本側は「DNA鑑定は日本だけで十分」とお断りしました。この返事の奇妙さに、報道は触れませんでした。「日本の機材は高性能だから、他国の手を借りずに自前ではっきりと...

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親殺しのパラドックスと抽象美術のパラドックス

親殺しのパラドックスは、タイムマシンの話題です。タイムマシンで過去へ行き、自分の生みの親を殺せばどうなるか、という思考実験です。思考実験だから、物理的や社会的な実験は行わず、脳内で仮想的に実験します。『シュレディンガーの猫』が猫を毒殺しないのと同じ。30才の男が、タイムマシンで35年前へ行きます。自分を産む5年前の母親を見つけて殺せば、自分を産めない。しかしそれが実現すれば、自分は世に存在しないこ...

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天気予報の降水確率50パーセントはずるい言い逃れか

人々が天気予報で一番知りたいのは、雨が降るか降らないかでしょう。かつて気象庁にこんな苦情が来たそうです。「降水確率50パーセントとは何ごとか。降るか降らないかひとつに決めるのに、半々の五分五分なら素人でも言えるわい」と。確率半分と言っておけば、結果がどちらに出ても当たったことにでき、そのずるいやり方に怒っているわけです。「サイコロを振った目はきっと偶数か奇数かであろう」と予言するような感じか。ずる...

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2000年問題は大山鳴動してネズミ一匹だったのか

日本に「何年問題」が何個かあり、団塊の世代が後期高齢者となる介護危機が2025年問題です。何年問題の顔は、世紀末に世界を騒がせたあれです。「2000年問題は大山鳴動してネズミ一匹だ」の冷やかしがネットにあります。実はそれ、日本語の使い方が間違っています。「大山鳴動してネズミ一匹」の意味は、大騒ぎした割に小さかった事件です。実例は1910年のハレー彗星。長く伸びた尾に地球が入ると、青酸ガスの成分で窒...

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長寿雑誌『月間ムー』と日本で人気のシオンの議定書

日本のデフレ不況時代を生き延びた雑誌『月間ムー』の、創刊40周年記念セレモニーが話題になりました。幽霊、UFO、宇宙人、未知の生物、謎の未解決事件など新旧ネタを次々と紹介し、超常現象と陰謀論で説明をつけるという、楽しくもやばい内容の雑誌でした。深夜に天井裏で足音が鳴る場合。幽霊の通り道だという説明と、他人が隠れていた刑事事件とも記し、「信じるか信じないかはあなたしだい」で締めくくる趣向です。偽書の...

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雪道でタイヤチェーンをつける法律は滑らないように

雪道の車にタイヤチェーンを義務づける法案の発端は、今年2018年のドカ雪でした。国道を行く車が埋もれ、交通がマヒして自衛隊が救出したあの騒動。何が足りずに起きたのか。考える場が机上だとチェーンに行き着き、雪上だとスタッドレスタイヤに行き着くという。起きるパターンがあります。最初に大型トラックが進めなくなります。夏タイヤが浅い雪道でスリップするから。後の車が追い抜いて前に出ることはできません。大型ト...

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民族や人種差別論争にみる理解の壁と岡本太郎の忍耐

画家の岡本太郎と、文学か哲学の第一人者が抽象画家を語り合う本で、興味深い事態がありました。岡本は芸術の概念を、崇高な芸事の次元から引き離そうと言い方をこらします。対して文学者は、巧みなデッサンの芸を崇高に神扱いします。文学者は抽象美術がわからないから、本題の抽象画に言及できず、写実画に心酔した話に終始します。二人は和気あいあいにみえて完全にすれ違い、岡本がいくら切り口を変えて芸術の意味を言い換えて...

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水だけで走る省エネ自動車を信じやすい日本の心情

日本で出回る陰謀論に、ガソリンが不要で水で走る自動車があります。安くて省エネ。しかし、既存技術の利権を持つ日本経済界には不都合。そこで、政官財が団結して水エンジン車を排除し、従来のガソリン車を支持してみせるへたな芝居を続けている、という陰謀論です。その最も恐ろしい証拠は、水で走る車やバイクが実現すると、開発者が消された事件です。ガソリンなしで車が走れるのなら、自動車メーカーだけでなく石油タンカーや...

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水の記憶というフェイクニュースと芸術のわからなさ

「芸術が理解できない」の声を受けて、理解できない原因が何なのかを確認して回るのが本書です。理解の壁は芸術に限らないと示す意味で、他分野に生じた理解の壁もあげています。「芸術に限って全然わからない」「芸術以外ならわかるけど」の楽観視に、警告しています。国民が一斉に勘違いさせられた例に「水の記憶」がありました。コップの水に向けてモーツァルトの曲を鳴らすと、水の味がよくなる画期的な現象を記憶していますか...

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カルト教団のテロ事件で解明されない闇はこれだった

1995年の地下鉄サリン事件など、世界で唯一日本だけで記録された化学兵器テロに、法務大臣が一区切りつけました。日本国はテロ殺人に譲歩しないとの姿勢を国際社会に宣言したかたち。ネットに関連記事が増加中で、政党人脈も含めて利害関係者が多い事件です。毎度気になるのは、被害側か加害側か一方に入れ込む部外者の排他性です。殺された側の味方か、殺した側の味方かに国民は分かれ、水と油の関係です。両方に同情し、両方...

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続・地球の本当の姿は本当はどちらなのか(後編)

「従来の丸い地球はウソで、本当はこのように歪んだ形である」と科学のウソを暴露した警告。その警告こそがウソだと指摘する科学関係者の反証はこうでした。「その歪んだ形はジオイドだから」。この短い一言は最悪でした。カタカナで煙に巻いているだけだから。ジオイド面とは、地球の各部の重力強度と向きだけで決めた、重力地図です。いわば仮想海面。実際の地球は山あり海ありと変化に富み、ヒマラヤ山脈のように著しく出っ張る...

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