Category外国で人気の日本美術 1/1
デジタル版画の通販サイトを計画中【海外にしか販路がない】
海外向けにデジタル版画を通販するサイトを計画しています。最近強く感じたのは、サイト側に画商がいない点です。つまりアート通販サイトに売る態勢がなく、まるでアフィリエイト業者であるかのような限界を既存業者に感じました。日本国内の美術通販サイトは2000年代前半には多くありました。後半にどどっと消えたのは、売れないからです。平成日本で美術が売れない理由は二つ。ひとつは芸術と縁遠いまま来てしまった国民。もうひ...
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日本の写真アートは欧州で人気上昇【ベルリンの日本祭】

「えっ、何これ?」。一瞬どうなっているのかわからず。「これはいける!」と一押し決定。作者推薦の一枚でもあり、読みは当たりました。海外で買われる作品は、スッとわかることが多いのです。国内賞に選ばれる作品よりは当たると感じます。新型コロナ騒動直前の6日前、2020年1月のジャパン・フェスティバル・ベルリンに出品しました。日本人の写真作品、フォトアートは海外から注目され、現地からも催促されます。特にミステリア...
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地域祭の気分を伝える叙情作がドイツで成功【現代アート絵画塾】

日本のコロナ騒動の発端となったダイアモンドプリンセス号事件の6日前に、ドイツのジャパン・フェスティバル・ベルリンに陣取った、著者主催のグループ展がお開きになりました。現地スタッフの機転で、滑り込みで最後に買い手がついたのがこれです。夏の雲が見える夕暮れ。祭の楽しい雰囲気とともに、メランコリックな気分を伝える画です。思い出のような、未来を夢見るような。暑い盛りを今年も越えて、秋に向かうしんみり感もあ...
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日本とドイツで上昇中の抽象フラッグシップ【吉祥寺の美術ギャラリー】

東京の武蔵野市吉祥寺(きちじょうじ)で浮かべるのは、音楽のジャズバーの集中でしょう。老舗も含めて、吉祥寺駅近くに10軒前後が集まっています。今ではプロのライブ演奏も増えているようで、酒類が中心のジャズバーというわけです。ニューヨークふうの気分。前身は1970年代のジャズ喫茶で、コーヒー一杯でレコードから一曲をリクエストするあれ。モダンジャズの名曲や新曲を、大型スピーカーシステムで聴く趣向でした。アメリカ...
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ヨーロッパで売れる絵が日本では排除される?【市場をつくる気概低っ】

この作品はドイツで売れると、簡単に予想できました。どの絵から売れるかは見当がつき、案の定同作者のプリントがベルリンで売れ、パネル画も売れ、現地刷りジクレーも。絵はがきもヒット。ほらねと。その後少し難解な作風へ制作を進められた頃、てっきり日本でも売れていると想像していました。ところが、国内では反応が悪かったそう。別の抽象画を見た画家先生の忠告は、「色数が多くて見て疲れる」「売れたいなら売れている画家...
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日本のサブカルイラスト対ピュアアート【ジャパンコンテンポラリー】

海外の目に映る日本文化のイメージリーダーは、サブカルチャーです。1963年の『鉄腕アトム』(アストロボーイ)以降のアニメ作品群が他国でも放映され、漫画コミックも輸出され、各国にオールドファンが多い点も理由でしょう。パリの「ジャパン・エキスポ」や各国の「ジャパン・フェスティバル」などでも、サブカル系のプリント商品やコスプレが、茶道、華道、書道などとともに会場を飾ります。新旧伝統の「新」がサブカルみたい。...
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