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Category本の概要 1/1

第8集 芸術の特徴は表現の裂け目である

『芸術の特徴は表現の裂け目である-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集8』私たちが美術に距離を感じるのは、作品がわからないだけでなく評価基準がわからない理由もあります。傑作の根拠が一貫せず、収拾がつかない問題です。たとえばルノワールとゴッホを、言葉で語り分けた評論はまずありません。ゴッホとポロックも。芸術の特徴は「表現の裂け目」と宣告し、この問題に終止符を打ちました。ゴ...

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第7集 アートの陰謀説と、ピカソのTPO

『アートの陰謀説と、ピカソのTPO-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集7』日本では、ヨーロッパアートを敬愛し見上げます。だから日本の美術館の目玉はまず欧米作品であり、洋画のジャンルで追従や模倣が国内画家の王道にもなっています。そのヨーロッパアートに、闇がある噂の真相です。これは現地インサイダー情報を元に、本家欧米の分家ふうに位置してきた日本美術に憂慮し、元気づける新し...

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第6集 日本人はなぜ絵やアート作品を買わない?

『日本人はなぜ絵やアート作品を買わない?-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集6』美術を買ったことがある人は、日本ではごく少数です。周囲に珍しいのではありませんか。だから国内美術の市場規模はとても小さく、よって日本の現代美術は国際的にショボい勢力です。アジア勢は中国と韓国が目立ち、日本は影が薄い。同じ日本製でも、サブカルと明暗が分かれています。日本人はなぜそれほどアート...

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第5集 現代美術はイカサマの詐欺か

『現代美術はイカサマの詐欺か-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集5』現代美術がわからないのは、見る人の責任以外にカギがあります。実は現代美術にはトンデモなカラクリがあり、そこを押さえないと焦点を結ばず、首をかしげて終わるでしょう。現代美術入門の本にも、その部分は抜けていることが多いのです。ない説明はコピペもできず、だからネットのどこにも出ていません。単に「美術がわから...

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第4集 ピカソは、わからない絵をわざとかいた?

『ピカソは、わからない絵をわざとかいた?-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集4』日本人がわからない絵の代表格はピカソで、亡くなる1972年より前からそうでした。ピカソがわからないとの声は、今のネットにも相変わらずたくさんあります。安定維持というか、トップを走っていて。問題は、ピカソはわかるし難しくないとする論述もまた、共通する間違いをやらかしている点です。ピカソ作品からず...

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第3集 芸術の何がどう誤解されてきたか

『芸術の何がどう誤解されてきたか-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集3』美術は難しい、芸術なんて理解できないと広く国民が感じている時、当然ながら美術や芸術への誤解も広まっているはずです。この本自体、定説や一般認識に対し「そういうことではないのだけれど」「それは定着したデマです」と、国民の脳内でからまった糸をほぐす目的になっています。間違いだらけの・・・式で。アートの誤...

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第2集 芸術の破壊、何を壊すのか

『芸術の破壊、何を壊すのか-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集2』「絵画の破壊」というような破壊混じりの言い方は、美術に少し深入りするとたちまち出てきます。「破壊することで芸術になるんだ」「破壊して創造に至る」など。歴史に残った作品は何かが破壊されているのは確かで、破壊と無縁な絵では何かが足りず浅いことは、普通の感覚からも推察できるでしょう。しかし、それは手荒で乱暴な...

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第1集 美術館疲れとは何か

『美術館疲れとは何か-芸術に近づき理解するためのQ&A-美術鑑賞のよくある疑問と回答集1』美術館の展示室、ギャラリー、ホワイエなどを歩いて鑑賞すると、特殊な疲労を体感することがあります。「美術館疲れ」と呼ぶこの現象について、建築設計界で迷信が権威になっているせいで、美術の勘違いが地固めされ、庶民の芸術観をミスリードしたという話題です。美術館関連のテーマは何度か出てきますが、日本の公立美術館は日本の...

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