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芸術は難しい現代美術はわからない抽象絵画はちょっと・謎を理解する質問回答

美術がわからない原因を解き明かす世界初の試み。作品の意味とは?。価値とは?。画家は何を考えているのか。誰がアートをわからなくした?。ネットの理解法は正解か?。一番役立つ情報は何か?。芸術は人間に必要?。現代アートとは何?。人類の文化に何が起きている?。高度情報化ハイテク文明と芸術の関係は?。

この言葉を使うと理解しない人が増える【脳内イメージしにくい言語】

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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
動画サイトを見て気づくのは、言葉選びの難しさです。ちょうどうってつけの言葉があっても、それを使うとリスナーたちが脳内にイメージを結べなくなって、理解が遠のいているなと感じることがあります。

そのひとつが「需要と供給」という言葉です。世界が経済成長している中で、日本だけが30年以上も延々と経済衰退している理由の説明では、需要不足が正解です。しかしこの言葉を入れると、意味が理解できない人がどっと増えるように感じるのです。

需要とは国民の購買力を指し、お金の総量です。対する供給は、商品の総量です。コロナ禍で世界各国が自国通貨をばらまいたのは正攻法で、需要をつくることで商品が売れるから、倒産と失業を防いで産業の衰退や、海外からの買収攻勢を防いで国益を守れます。

日本だけがばらまきを拒否し、ばらまきの反対語にあたる増税を行い、国の解体をぐんぐん進めている最中です。劇的な貧困化。世界とは逆に通貨を削減し、国が国民を締め上げ、経済制裁を加えている状態です。日本に多い自殺の理由は、失恋ではなく経済的困窮です。

著者は前に使っていた「グロスとネット」を今は使いません。グロスは名目、ネットは実質ですが、どっちがどっちかわかりにくいので、理解が途切れやすい。早い理解のためには使えない言葉の典型です。

「言葉の芸術」といえば詩や歌がそうですが、普通に説明に使う言葉にも通じている問題です。こうした伝わらない言語というものは、デザインやアートの造形的な言語にもあります。この「言語」という語も難解なひとつです。造形的な言語とは、形と色のことです。
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日本の少子化は故意かミスかという議論【SDGsとの関係では故意】

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芸術と同様にぐるぐる回って収束しないのが、日本の少子化問題です。一般的な原因解説は全て間違っており、解決法も常に外すのがお約束です。少子化は高度成長以降に続いてきましたが、急伸したのは1997年の緊縮財政と消費税増税からです。通貨の削減が原因。

文明国では貧困化は少子化へ向かい、故意に貧困促進を続ける日本で、少子化も故意(目的化している)か、それとも巻き添えで生じた目的外のオマケ現象かは、著者も長く判断できずにいました。

しかし世界同時不況の原因のSDGsや『ワシントン・コンセンサス』など超国際的な世界グランドデザインからみて、日本の少子化はそれ自体も目的化し、国策で強力に進めていることがわかります。国が子どもを減らしたがっている。証拠が明石市の少子化克服です。

子どもを増やした成功例として報道するマスコミがない点が指摘され、テレビを持たないこちらには耳寄り情報です。多子化に転じては不都合であるかのようなテレビ界の拒絶反応が、国ぐるみ少子化を進めている証明です。行動で嘘はつけない。

日本の少子化の原因は、適齢期の世代の所得減と、今日より明日が景気悪化するデフレ不況です。この分析をさせないために用意された作り話が、いわゆる「草食系男子」でした。子どもが減る原因を求愛に消極的な若者に責任転嫁し、被害者を犯人に仕立てた。

子どもが減れば、移民を増やす口実ができます。連想されるのが「世界をひとつにまとめて個別文化を解消する」というグローバル思想『人類の整理縮小計画』です。非正規雇用女性へのジェノサイドは、世界改変の大枠なのです。子育て支援政策は無効だから熱心なわけ。
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世界で日本だけが増税続きなのはなぜか【理由は減税しないから】

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日本で増税を約束していた政党が参院選で圧勝し、消費税を無限に増税する議論に入っています。35パーセントが終点と言う声がありますが、100パーでも200パーでも行きます。なぜ日本だけ消費税を上げ続けるのか。世界で日本だけが増税なのか。消費税を上げるからです。

「えっどういうこと?」。当たり前の理屈です。日本以外の国は、財源は公債と称するデジタル債券、つまり政府貨幣をいちいち発行して出費にあてる財政手法です。なので国の出費がやたら増えるほど、富裕化が進みます。1973年から世界が採用するイングランド銀行方式です。

管理通貨制度と呼びます。これを日本国内では今も理解できず、19世紀の金本位制で運営しています。だから日本だけ財源は税金です。重税で可処分所得が減り、当然ながら経済衰退します。33年目のデフレ不況を「失われた30年」と欧米国で呼びます。

管理通貨制度では、税金はデマンドプル型インフレ率が過度に上がらないよう、景気を調節する機能です。上げ下げして調節するから、他国に税額を増やしたい願望はなく、日本だけが税収最高記録を求め、無限に増税を続けています。国民はチンプンカンプンの受け身で貧困化。

しかも現代の税金は通貨の廃棄(新規公債発行と相殺)なので、増税で通貨を捨てすぎて金欠になります。金欠を理由にさらに増税する以外にない。この悪循環の起点が、税金を財源とする勘違いの妄想なのです。人類未踏の25年のデフレは、一億総発狂している証明です。

この不合理に気づいた国会議員が徐々に増えたものの、陰で言います。「増税は間違いで減税が正解と頭ではわかるが、先輩議員が増税したのを取り消す裏切りはできない」と。老害の主人公は後輩の若者だった。恩人への忖度で芸術の意味を曲げるケースを連想しました。
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平成令和の若者のニヒリズムとアナーキズム【失われた30年の人生】

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他人の知らないことを解説するユーチューバーは、人生経験がものを言います。それなりの年季が必要だから、若者ではないことがほとんど。25歳なら「えー、ウッソー」と騒ぐ珍事も、45歳なら「前に二度体験しました」と落ち着いています。

変わった切り口の若いユーチューバーを時々見ていたのですが、見なくなり、最近おすすめに出てきてびっくり。以前は総理大臣や政界の要人を斬って回り、緊縮財政と消費税、構造改革や規制緩和など日本を破壊してきた政策を批判していました。

テレビの人気カリスマご意見番へも辛らつで、次々とこき下ろしていました。それが最近、日本経済を立て直すために積極財政と消費税廃止を唱え、行動してきた先輩ユーチューバーたちをも次々批判して、斬って捨てているのです。すでに乱心か。

ローマ法王や天動説支持の上級国民を次々叩いた次に、コペルニクスやガリレオやケプラーなど地動説の徒を次々と叩くのと同じ。日本の具象画壇の重鎮たちをあざ笑った次には、ゴッホやピカソやポロックをあざ笑うがごとき。全方位を蹴り飛ばすなら、支持するのは誰なの。

そのユーチューバーがあざ笑った相手は、総理の側近で増税させまいと説得したインサイダー学者です。そのキーマンに誘われ、コラボ動画で共演までしたのに。ひいきにしてくれた恩人をあざ笑い、人の心がない冷淡さが異様、というか壊れている。

時代が生んだニヒリズムとアナーキズムでしょう。「失われた30年」に人生がすっぽり入ると、メンタルが崩壊して残虐にもなる。「目立つやつの全てが憎い」と言わんばかしの無差別テロ相当か。これはいったい日本版のジョーカー出現なのか。芸術とは違いすぎる。
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元総理大臣の暗殺とジョーカーの出現【フランス革命も重税で起きた】

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歴代総理大臣で任期最長記録の安倍氏が、参議院選挙投票日の2日前の奈良県で、演説中に銃撃され暗殺された事件。ケネディ大統領狙撃や昭和恐慌の2・26事件などを連想させ、日本の荒れもここまできたかと。荒れとは平成デフレ不況です。幼児虐待からビルや列車の放火ブーム。

平成デフレ不況の原因は、1997年4月に始めた緊縮財政と消費税増税です。緊縮財政は通貨発行を止める政策。増税は通貨廃棄を増やす政策。両方合わせれば通貨削減になり、簡単に言えば住民を破産させ殺害する政策です。住民はメンタルが崩壊し、凶暴な鬼に化けます。今ココ。

いつか住民は目覚めて報復します。人も動物である以上は、やらないとやられると本能に戻る。実例が1789年のフランス革命でした。農作物の不作とルイ16世のブルボン王朝による重税で、破産と餓死が続出した住民が、ある時点で爆発しました。

王と親族と協力者や御用学者たちも追いかけ、ギロチンで処刑し続けました。やり始めるとあいつもだ、こいつもだと、重税で困窮した市民の激しい復讐が続き、暗い時代が長引きました。いわゆる「恐怖政治」です。ついには市民同士が割れてギロチン合戦。

ルイ16世時代には、お金の意味も税金の機能も誤解されていたのです。その誤解は、平成令和の日本の誤解と同じです。国民から税金を集め、国の運営費にあてる勘違いです。それをやると、国は壊れ革命や暴動が起きます。暴力蔓延と、ジョーカーの出現。重刑覚悟の犯罪が横行。

お金は借用証書で、不足なら刷ってばらまけば、消費が回り経済復興します。所得倍増はお金を二倍刷れば実現。税金は余剰金を間引くインフレ率調整。重税をかける自体が年貢米の時代錯誤です。安倍氏は任期中の緊縮とは逆の積極財政を訴えた矢先で、さっそく陰謀論も出てきて。
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参議院選挙でテレビ検閲が続く【その意見は認められませんと司会者】

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著者はテレビを持たないので動画サイトで見たのですが、参議院選挙で各政党が主張する場面で、テレビ局の職員が立候補者や現職議員の発言を止めたり声をかぶせて、リスナーに視聴させまいとした光景が複数の番組でオンエアされました。

動画は「放送事故」と間違ったタイトル表現でしたが、一般的に検閲と呼ぶものです。そう、今ロシア国の放送局で物議をかもす検閲。当局が許可する内容のみ報道しなさいという指導。日本でも以前から普通に行われてきました。

スポンサーCM企業の不祥事を話題に出さないよう事前に要求したり、生番組で発言するとディレクターが合図して打ち切らせました。司会者が声をかぶせたり、さっき流したはずのCMを急に臨時挿入するなど、国民の目耳に届かないよう遮断しました。

これがエスカレートして、よりにもよって選挙期間中の国会議員や政党幹部の発言を「その話は認められません」と堂々と言ったものだから、SNSで炎上。でも日本では検閲を国民が許しているようにみえます。

発言狩りを国民が容認する理由は、大規模美術展のほぼ全てが公募コンテストであり、アートフェアでない現象と同じでしょう。国民は物ごとには正しいものと間違ったものがあると考え、間違ったものを上が除去してくれたら、僕らは正しいものに囲まれるとの安心感があります。

何が正しいかを僕らに考えさせるのは、職務怠慢だと。間違ったものをなくせば、国民は間違いようがなくなり世の中がよくなる発想。これがアメリカのような二大政党に向かわない原因らしく。戦前の大政翼賛会なる一党独裁もその伝統だったわけでしょう。
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小林亜星『どこまでも行こう』を盗作した楽曲【刷り込み洗脳の効果】

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小林亜星作曲の『どこまでも行こう』は、ブリヂストンタイヤのコマーシャルソングでした。この曲を盗作した疑惑の有名作曲家との裁判で、原告の小林の勝訴となり、パクッたとされる有名作曲家は最終的に盗作認定済みです。

いったんは小林側が敗訴し、その時は盗作の基準として、一致する音符の数を数えるという、根拠の薄い証明法を裁判で採用する迷走が印象的でした。これだと、間に音符を増減してずらすと、一致しなくなる音が増えてパクリ側が逃げ切れてしまいます。

この裁判のオマケ的な現象でむごいと感じたのは、盗作された曲の正体です。何と学校の校歌なのです。今でもそうですが、この話題の掲示板コメントを見ると、小林亜星への悪口が目立ちます。

それも当然で、出身校の校歌として耳なじみの曲が、パクリの不正認定となれば、傷ついた卒業生の気持ちもわかります。それで、オリジナル曲を生んだ者へのヘイトになっているのか。「小林こそがパクッたのだと信じたい」と書いた投稿もあるほど。

そうした大衆的な人情から生じるヘイト感情を、正論で強く戒める意見もいくつも出ています。しかしまだ時間が必要でしょう。素晴らしい作品だと思えたはずが、他人の傑作を真似たものだったというのは、美術コンテストでもよく起きています。

先によい情報を入れるのが、常に教育の課題です。それで教育は常に狙われており、一例は日本人が日本国を何となくヘイトする風向きは今もマスコミがつくっており、起点は1947年の進駐軍による指導と書籍検閲だったと、アメリカ公文書が公開されて発覚しました。
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信用創造って何?信頼が生まれる意味のこと?【お金の誕生と貧困化】

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「信用創造」は金融の用語です。この語は日本のデフレ不況、国力低下と貧困化に直接関係する概念です。信用が生まれたり、信頼性を勝ち取るようにイメージする人が多い。信用創造の語は誤解をまねきやすく、人々へのダマシになっています。

英語だと「マネー・クリエイション」だから「貨幣創造」です。お金を発行するある作業を指します。英語だとだまされませんが、日本語だとあいまいでだまされます。今もだまされ、平成令和に日本だけが貧困化してきたわけです。

信用創造とは銀行融資を指します。銀行はお金を発行する機関ですが、自ら好きには発行できません。企業の社長が銀行から借りれば、その額を銀行が発行します。人類のほぼ全員が勘違いしており、銀行は住民の預金を又貸しせず、お金を店頭で創造します。版画と同じ。

つまり銀行業は預金がゼロでも何兆円でも貸せます。どうやるかって。通帳に数字を書き込めば、その通帳が通貨です。宇宙全体でその金額だけお金が増えました。だから銀行業は非常に特殊な職業です。民営化しているのが変に思えるほど特殊です。

そして社長が融資を返済すれば「信用収縮」と呼んでお金は消えます。宇宙から減ります。ところが返済しない特殊な立場が一人だけいます。それが各国の政府です。政府だけは中央銀行からお金を借りるかたちをとり、そのお金を国民側に払い、前年比増分が経済成長分です。

政府が銀行に返せば、国民は貧困化し猿の時代に転落です。それで政府は証書たる国債を無限に発行し、借換債(かりかえさい)で赤字を巨額にふくらませて経済大国になります。日本は赤字の語に恐怖し、返済を始めたので「失われた30年」。教科書の間違いが貧困原因です。
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日本の写真アートは欧州で人気上昇【ベルリンの日本祭】

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「えっ、何これ?」。一瞬どうなっているのかわからず。「これはいける!」と一押し決定。作者推薦の一枚でもあり、読みは当たりました。海外で買われる作品は、スッとわかることが多いのです。国内賞に選ばれる作品よりは当たると感じます。

新型コロナ騒動直前の6日前、2020年1月のジャパン・フェスティバル・ベルリンに出品しました。日本人の写真作品、フォトアートは海外から注目され、現地からも催促されます。特にミステリアスでサプライズな作品は、発見されて買い手がつくのが早い。

国内では感じませんが、日本の写真には異国情緒が必ずあり、切り口も西欧とまず違います。この写真は、植物質のホッとなごむ空間ながら、モダンデザイン的な幾何学構成です。謎めいたシャレのようなアクセントもあり。

モノクロで浮かび上がる鹿は驚きで、購入者の知人もいっしょに話題にできるでしょう。向こうの市民は家にアートコレクションのコーナーを用意し、普段から作品を探していることも多く。芸術的な発見が好きな人たちです。同じ作者の別作品も買われました。

ベルリン市は1989年まで壁で二国に分断されており、工業都市というほどにならず、アートとデザインの情報発信地に向かっています。世界の表現物が集まる激戦ですが、我々には有利です。ご先祖様が築いてくれた有形無形の「和」が豊富で、世界が長く注目しているからです。

海外で定例化した日本イベントに作品を出品する時は、国の代表になります。作品選定は最重要で、自己ナンバー2でなくナンバー1作品を選びます。日本でモテる作品とは逆になりやすいので、海外向けの制作講習で成功率を上げています。
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世界的インフレの報道内容が間違っている理由【経済学の古来の欠陥】

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インフレの報道が間違いだらけなのと、日本の激しい貧困化は根が同一です。貨幣経済の誤謬であり、経済学の教科書が天動説のまま放置されているとばっちりです。経済学は今もゴッホ以前の時代のビッグネームが仕切った世界的な悲劇です。

物価の上昇をインフレと呼び、相対的に通貨の価値が下がる現象です。お金の価値が下がると、高級車や応接セットやピアノや天体望遠鏡などが順調に売れます。逆が日本に起きていて、インフレ好況でなくデフレ不況とわかります。金融緩和を続ける日銀はガリレオの立場です。

皆の認識不足は、良性インフレと悪性インフレの二種類がある点です。良性インフレは、需要牽引の「デマンドプル型インフレ」です。お金をばらまくと起きる消費ブームで、製造側の労働の付加価値が上がっての経済成長です。

悪性インフレは、原価押し上げの「コストプッシュ型インフレ」です。石油や木材の高騰で、値上がり分は原産国の中東やロシアが儲かるだけで、日本は付加価値を失う経済衰退です。70年代半ばの悪性インフレは「狂乱物価」と呼びました。

美術にたとえると、良性インフレは画家の人気が出て、絵が高く売れる現象です。画家も画商も収入増です。対して悪性インフレは、キャンバスの輸入木材や画布の高騰で、値上げした増分は日本には入りません。画家も画商も、収入は横ばいか減ります。

コロナ後半と、ロシアウクライナ戦争の原油や鉱物の高騰は、もちろん悪性インフレです。日本は通貨削減でデフレ不況の中、さらに経済急落して生活苦です。「石油高騰の恩恵で、日本もやっと待望のインフレ率2%に届いた」は、間違ったあべこべの論説です。そっちは狂乱物価。
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似たり寄ったりは問題ではない【作品に向ける悪口は難しい】

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一人の画家の作品に対して「同じような作品ばかりだ」「ワンパターンになってる」「似たり寄ったり」というけなし方では、悪口になっていません。この言い方は「芸術はわからない、理解できない」現象に近いものに陥っています。

ロック音楽の出始めでもそうでした。「同じ、ワンパターン、似てる」という批判では、悪い音楽の証明にならない。これはつまり全否定しているにすぎず、その分野の入り口から入れていない状態です。

毎日の習慣化した食事や、鉄道ファンが追いかける列車や、夜空の星なども「みんないっしょだ」と言えます。ジャンルの中に入ると、個々は意外に違いが大きく、ワクワク感があり楽しめるわけです。列車と星ほどの違いがあるなら、最初から違う分野に分けてあるわけで。

「全部が同じに見える」と感じた時点で、その人はそのジャンルにはじかれ、中に入れなかったのです。波長が合わず、関心がないまま、遠い世界に離れている状態です。その仲間外れ状態の虚無感の吐露が「全部いっしょでつまらん」になるのか。

著者は自分が知らない世界を減らす主義で、酒を飲まない生活だったのに、ある時期日本で買える全ての輸入ウイスキーとジンを飲んで特徴を分析して採点したことがありました。ある程度全体像がつかめ、以後は一滴も飲まなくなりました。後になってコーヒー豆の全制覇です。

日本の隠れ美術は少し驚くもので、展示参加者の作品が海外で売れて、でも同等の作品は通販には見当たりません。「ワンパターンで似たものばかり」とは違う意外性が、日本の絵画です。みんなが違うことをやる前提が定着したようにみえます。
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実質か形式かどちらをとるかの永遠の問題【何が自分にとっての価値】

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今日本は、一年で最も快適な季節です。例年五月のゴールデンウィーク初日は、冬のブルゾンを着たり、夜ストーブをつけたりしますが、五月後半はぐんぐん暖かくなり薄めの長袖一枚か半袖で過ごすほどです。

日本のこの季節に似ているのが、アメリカのジューン・ブライドです。日本でも六月に結婚式をあげるカップルが昔から多くいますが、晴天のアメリカに対して日本は梅雨だから、曇天やどしゃ降りが多いのは当然です。

問題は、日米の気候の違いを知った人の行動です。「メイ・ブライドとして五月を狙う人がいる一方で、あくまでジューン・ブライドの言葉どおり六月を選び、雨に降られてもいいやという人もいます。

実質的な理想主義と、形式的な理想主義があるわけです。家系というよりも個人の生来の性質で分かれると思われます。何をもって満足できるか、達成感を得られるか。ほとんど人生哲学みたいなものでしょう。

美術のアンケートで、絵を買う動機で一番多い回答は「自分が鑑賞するため」だそうです。しかしそれならもっと売買が活発なはずで、昔から言われてきたもうひとつの動機が気になります。それは「将来値上がりする可能性が高い絵が欲しい」です。

現にある美術通販店のメルマガはセレブ買いを目指す話題が多く、作品の価値をバイヤーに教える努力で市場を大きくしようと語っています。つまり投機需要が重視です。言い換えれば「どうせ皆さん絵を見ても、中味の良し悪しはわからないでしょ」があります。
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日本人が描く絵画の致命的な欠陥とは【ひたすらきれいを目指す】

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最近地元の市街中心にある商店街へ行く機会があり、何カ所かのアートギャラリーに入りました。全て無料展示ですが、いつものあの日本らしい作品群が並び、音楽でいえば昭和歌謡的なムードに戻った感じの雰囲気でした。こちらは瞬時に作品を評するクセがついています。

欧州で展示すれば買われそうかという点と、どこをどう変えれば海外で買い手が現れるかです。まるで職業病でしょうが、「これだとだめか」ばかりになってしまいます。日本の主流派の美術は、とにかくマイナスワンです。

ひとつだけ抜けた「ワン」とは何か。芸術性です。芸術性以外はそろった、きちんとした絵です。でも芸術性だけがない。なぜないのか。日本人が概して芸術性がピンポイントで嫌いだからです。芸術性は個性と近似するからでしょう。重く情熱的な独自色です。

「個性はちょっと嫌」の強い思いが、絵に表れています。たくさん並んだ絵画群は、もう頭から「きれいごと」に徹しているのです。画家たちは作品をひたすら美化するのにけんめい。それがアンチ芸術のベクトルに向かってしまう宿命的な構造です。

健康的でクリーンで、一点の曇りもない、きれいな美しく整った絵ばかり。そのタイプは著者が企画したドイツ遠征美術展で買い手が現れませんでした。海外で売れるかは微妙な差ではなく、制作の方向性がかなり根っこの部分で異なっています。

ところが著者の海外遠征展に集まってくる作品は、なぜかギャラリーでみかける作品とは全く違います。美化にけんめいな作品はあまり見かけません。この棲み分けはどこで分岐しているのか。それはともかく海外で売れる絵に変えていくための講習は続いています。
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日本でも誤解される戦争のメカニズム【ロシアウクライナ戦闘の泥沼】

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ロシアウクライナ戦争で、日本はすでにNATO軍へ加担し、事実上参戦した状態です。日本に日米関係を超えた自由度はないから、陣営に加わる日本を軽率と批判はできないでしょう。領土問題があれば敵国にもなるのだし。しかし。

世界から戦争をなくすなどは、日本の手に負えない事実がわかります。ロシアの言い分や、ウクライナから害を受けた根拠を、日本がヒアリングしたりは一応できるはず。あるいは国際的に審議もできるでしょう。問題の焦点を明らかにし、戦争回避もできたでしょう。

しかし、戦争回避を嫌うのは戦争屋です。予定通り戦争を起こさせようとして、調停や和解をさせまいと圧をかけてくるならわしです。首相や大統領をあやつるブレーンが上位についているのが世界の現実で、主要なレントシーキングは世界を故意に不安定にすることです。

欧米の学者が世界の支配者を突き止めたのは、国のトップが節目に接触する相手が、金融関係の大富豪だと知ったから。マネークリエイションする側の関係者が、各国の上から国家をつぶすかたちをとるのです。1700年代くらいからこの流れが定着しているとか。

絶えない戦争がSDGs(世界の目標)になっています。世界はなぜ戦争を本気で回避させようとせず、むしろ次から次へと危機を用意してくるかは、混乱を飯のタネとするビジネスが事前にプランされているから。戦争は第三者のカネになる。

ロシアは「失われた31年」で、日本は「失われた33年」。各国の一番の宝を奪うショック・ドクトリンが戦争です。ロシアの宝はエネルギー資源、日本の宝は中小企業。コロナに乗じた「中小企業をつぶせ」運動は技術と特許の強奪作戦です。だから日本のみ謎のコロナ増税てわけ。
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自国ファースト第一主義こそ正常だが【国単位の自助と自己責任】

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自国ファーストといえば悪いことだという常識がありますが、自己中と混線したと考えられます。世界から戦争をなくすには、自国の安定こそが大事です。A国の穀物が、B国からの輸入に依存している時、両国とも不安定な状態なのです。

そこで理性的な国たちは、少なくともA国にはなるまいとして、自国の農家に多額の補助金を出して公務員相当に格上げし、自給率100パーセントに近づけています。これは原油や天然ガスやウラニウムなど、エネルギー関連でも行われる自国ファーストです。

自国ファーストは自立の意味です。ならば「自国ファーストへの批判」はいったい何か。言うなれば、よい子いじめです。自立させまいと妨害する。足を引っ張るけんせいのスローガンとして「自国第一主義批判」が出回っています。

平成日本に増えた言い方が「食料を国内で作れば非効率なので、外国から買えば出費が安上がりだ」。これが間違った理屈なのは。自国製食料を政府が買い取るお金は、政府が自主発行する自国通貨なので、出費が実は無料の0円だからです。自国通貨と外貨は全く違う。

輸入礼賛では「お金の正体」も間違えています。お金を天然資源の一種とみて、使えば減って底をついて国が倒れるつもり。金庫にためてある一万円札を守るために、物価を下げて経済縮小に努めるドジです。自国通貨だけは入手がタダだから、農業コスト削減こそが空回りです。

日本で百兆円を発行するコストは零円です。ところが社会科の教科書では、百兆円の発行コストは百兆円としており、国民が百兆を払えず破綻する嘘を教え続けてきました。百兆を国民に吐き出させる重税の結果が「失われた30年」で、これでは自国ラストです。
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日本国民は幽霊を信じず科学的に考える【キャンプ場で消えた子ども】

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日本で『山梨キャンプ場女児失踪事件』のニュースが続きます。コロナ前の2019年9月に起きたので、2年半以上たっています。SNSの集いで家庭から来ていた女子小学生が、林の中で行方不明になり、警察・消防・自衛隊が連日山中を探し回れど発見できず。

事故より事件のように言われるのは、部外者にとって奇妙に思えることが多いからでした。行方不明の直前の女児を見た人の声がない点など。行きずりや計画的な誘拐事件や、人身売買説もあるほど過熱し、犯人はこいつだとネットに流し逮捕された者もいて。

ただし、ひとつ出ていない推測があるのです。幽霊に引き込まれたり、さらわれ危害を加えられた説です。誰も言い出しません。言わないのは何を意味するのか。真剣で本気な場では、誰も幽霊など信じていないことを意味します。架空の創作だと思っているからです。

幽霊が子どもに何かした可能性を、皆が排除しています。あるいはそうかも知れんという確率はゼロ査定されます。「今それどころじゃない」「冗談言ってる場合か」とばかりに。つまり幽霊談議は、最初からエンタメ寄りとわかります。ホラーの場合と、いやしの場合。

ここに芸術と似た含みを感じています。本当の芸術は、誰かを本格的に痛めつけ、傷つけ、失墜させる主張とは違うのです。芸術はどこかから娯楽の要素が入るもので、行くところまで行きはしない。

民族や宗教や思想に対して打撃を与える、政略的なアートはインチキです。あるところから「なんちゃって」で流れ行くのが正統。だから総理大臣の顔を踏むアートは白けます。有名人の悪行も芸術的に組み立てるのが正統で、芸術は嫌がらせやウサ晴らしとは距離を置くものです。
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家庭と国は同様にお金が底をつく話【最初の刷り込みの怖さを考える】

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バブルがはじけ銀行の土地担保が目減りした後で、日本国民はある知識に目覚めました。「家庭も国も実は同じなんだ」と。「家庭と同じように、国もお金を使えば底をついて破産するのだ」と。日本国民は目からウロコで腑に落ちて、我が国の危機を共有しました。

ご存じのようにこれは真っ赤な嘘で、家庭と国は全く違います。家庭で円を発行すれば通貨偽造の刑事犯罪となり、3年以上から無期懲役です。国は逆です。政府は通貨発行権を持ち、円を必要なだけ発行して国民に渡す、権利以上に義務です。政府の仕事はお金の出版です。

家庭が100万円の収入で120万円使うと、破産します。国は100兆円の予算で120兆円使うと、オーバーした20兆を経済成長と呼ぶのです。通貨を多く発行したから。他国が経済成長する中で、日本だけが経済衰退中なのは、日本人だけ知識があべこべだからです。目からウロコで転落。

アメリカが裕福なのは、ドルを多く刷り足しているから。注目したいのは、刷り込みと呼ぶ心理現象です。脳内が白紙の人が最初に吸い込んだ知識が嘘なら、10年や20年では呪縛が解けません。自分はどうなのかという不安も出てきます。

子どもの頃に最初に覚えた知識が、もしあべこべの嘘だとすれば、どれだけ反社会的な言動を自分がやるかの不安です。「子どもの頃に読んだ本は大丈夫か」という恐れも当然あるわけです。

著者は自分の言葉で説明がつくまで整理しないと信じない人間ですが、それで対抗できないほど嘘は巧妙です。一番片寄りやすいのは、歴史人物の評価でしょう。たとえば英サッチャー首相は、世界戦争が起きやすい方向へ、ワールドワイドな貧困を強いた方でした。実は悪の味方。
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裁判員制度と美術の公募コンテストは関係あり?【あくまで上が決める】

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裁判員制度は市民が相談して民主的に判決を出すコンセプトのはずが、もう形骸化しています。裁判員たちが苦労して出した判決を、裁判所がひっくり返して、過去の判例どおりに決定し直すケースが多いから。

過去の判例に合わせるのは、過去回帰の力がはたらいているわけです。現代の新基準に差し替えさせまいとする意味。従来の尺度を保つようにして、時代の変化を起こさせまいとしています。今後の新たな価値観の創造を食い止めているわけで。

となると裁判員の市民は、過去の判例に合う判決を出さないと、裁判所に破棄されて従来どおりの判決に取り替えられてしまいます。自分たちの視点を加えると、自分たちの存在意義が消され、会議に何度も通った努力が水泡に帰す虚無感にさいなまれます。

これは日本企業でよくある「個性よ出てこい」のおとり発言と酷似します。誘いに乗って独創案を出しても浮いただけで終わったり、ありがたがられない。企業は従来の範囲内にすぐ戻っていきます。

これは美術でもしょっちゅう起きます。多くの業界人は話のわかる人ですが、行動に移す段に降りて誰もいなくなります。「日本に絶対必要なことだね、でも僕はやらないよ」「君がうまくいけば応援します」との励ましを残して。理解しているくせに行動が伴わない。重い。

降りる理由はいつもこう。「前例がないから難しい、今の関係も大事だし」と。「勇気がないからだろ」に対して「そうだ」と言い出す始末。「そこまで言えるなら、善玉の顔をやめて悪役になれ」と言いたくなります。わかっていてやらないのも悪だから。
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日本経済はなぜ上がらないのか空回りする世論【根本から大間違い】

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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
著者はみんなが「わからない、理解できない」という事象について「それはこういうメカニズムです」と説明してみせるのが趣味です。「感動した作品は芸術だ」式の切り口ではなく、「人類はこういう特徴の作品を名作として選んできた」と歴史に重点を置くやり方です。

「わからない、理解できない」が日本を突き落とした現象が、日本経済の低落と貧困化問題です。貧困化の定義は実質賃金の低下です。物価に対する所得がボリュームダウンし、一人が買える商品が年々少なくなる現象です。GDPも当然下がります。

経済が右肩下がりの原因で耳タコが「企業の社長が馬鹿で、社員がナマケモノのサボリだから」の声です。その証拠は、平成に老舗企業が多く倒産や廃業した点とされます。この解釈は因果があべこべにみえます。

企業はスポーツ選手と似て、競争して賞金を獲得します。その賞金総額は各国政府が発行した自国通貨の量です。政府が通貨発行を倍に増やせば、所得倍増が起きる計算です。企業努力では所得倍増は絶対に起きません。働けばお金が増えるわけでないから。ここに皆の勘違いが集中します。

ところが参議院で公聴会を開くと、通貨発行の手続きで日銀幹部は貨幣創造を理解し、財務官僚は誤解していました。日銀は貨幣発行で総量が増えると知っており、財務官僚は減ると心得ていたのです。発行すれば総量が減るあべこべは、いったいなぜそういう理解になるのか。

財務官僚の解釈は、親が子にこづかい五千円を渡す時、子の貯金箱から五千円を抜いてあてる方式です。この思想で現政権も増税を青天井で続けるうちに、自殺者が続出しています。民意はといえば、金庫の一万円札が底をつかぬよう補充が必要だと、全く勘違いして増税に賛成なのです。
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やるべきことはやろうという無意味な誓い【一見もっともらしい】

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YouTube動画のテレビ録画には、無意味な話題の番組が目につきます。「日本にやるべきことはあるから、それをやっていくことが大事です」なんていう言い方です。この論を張る意味はあるのでしょうか。

「やるべきことをやるべきだ」は空回りの要求です。「やるべきことをやるな」「やるべきでないことをやれ」ならわかるのですが。「必要なことをやれ」では人は動けません。「これが必要だ」の一言がないと、人は前に進めないからです。

ロシアウクライナ戦争にショックを受け、何か言わないといけない時に「日本も必要なことをやるべき」と言い出すトロさがすごい。なぜそうなるのか。戦後の日本は進駐軍が強いたルールを今もタブーとして引きずり、見えない制約だからです。

一例は、1960年代に佐藤栄作総理がアメリカにすすめられた核武装でした。2010年代のトランプ大統領も、日本は核を持てと言いました。原発推進のやり直し、CO2地球温暖化説の見直し、途上国式インバウンドをやめて先進工業国へ戻す内需重視もそう。

平成日本がけんめいに捨てた食料自給も、農家を敵視し続けた後で言い出しにくい。日本解体の勢いから転換できず、ロシアウクライナ戦争から何を学ぶかが思考停止合戦です。「やるべきことはこれ」の指摘が、国を守り強化する方向ならば、放送禁止状態なのです。

テレビのガチガチは顕著で、国力を向上させまいとする圧力がすごい。地震台風火事や崖崩れの奇妙な死者数の原因追求も常に浅い。「国を良くしよう」が禁句の日本で、おきて破りははほとんどが女性です。これは実はアートの事情と似ています。
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