fc2ブログ

芸術は難しい現代美術はわからない抽象絵画はちょっと・謎を理解する質問回答

美術がわからない原因を解き明かす世界初の試み。作品の意味とは?。価値とは?。画家は何を考えているのか。誰がアートをわからなくした?。ネットの理解法は正解か?。一番役立つ情報は何か?。芸術は人間に必要?。現代アートとは何?。人類の文化に何が起きている?。高度情報化ハイテク文明と芸術の関係は?。

果物のバナナの味は芸術的?【美術のアナログの風味を考える】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
毎週バナナを買っていますが、風味が気になります。ブランドによって味が少しずつ違い、買う時期でも違い、いつ食べるかでも変化します。バナナは植物であり生物なので、味や風味は割り切れる単純なものではなく、混濁しています。

バナナの風味は、いわゆるバナナ味の甘いあれだけではなく。植物的な青臭さ、酸っぱかったりするものもあり、ある種の下品な香りも含まれます。割とよく感じるのは、火薬類かセメダインのような接着剤に似た香りです。

お菓子のガムにバナナ味が多いけれど、ああした純粋なフレイバーではなく、やっぱり農産物の香り、草と土の香りがついて回るのが本物なのです。バナナらしい風味が強い品種が商品として残ったのでしょうが、生物であるからダーティーでもあり。

だからか、バナナは嫌いという人も案外います。ぬるぬるした果物系の野菜なので、メロンとともに苦手で食べない人が意外にいました。芸術を連想させるところがあります。芸術もまた純粋でなく、雑多な香りが複雑に混じってダーティーです。

純粋に楽しい絵、純粋に悲しい絵は、まず時の審判で芸術名作から外れます。純粋培養したようなクリーンで清潔感のある作品は、歴史名作からは脱落していく傾向です。味が複雑に入り混じった作品の方が残っているのです。

歴史名画も、楽しいがかげっているとか、悲しいが未来を感じるなど、二律背反が同居する作品に集中しています。つまり芸術には農業的な面がやっぱり強く、工業製品のように不純物を除去した作品は長く関心を持たれないように思えます。
スポンサーサイト



関連記事

税金は国の財源ではないと理解するきっかけ【視点を変えることは可能か】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
税金は国の財源でないという当たり前の道理を、理解できない人がとても多いのはなぜか。考えてみたことがあります。ひとつの知識が抜けているなら、そうなるのも無理もないという結論です。ひとつの知識とは「通貨発行権」です。

国民の一人一人には、自国通貨を発行する権限がありません。個人も企業も、お金に困った時に、自分で刷って使うことは通貨偽造の刑事犯罪になります。しかし政府という特殊法人だけは、自在にお金を刷り足して、必要なだけ使えます。お金を刷る組織を中央政府と呼ぶのです。

やろうと思えばできる奥の手や救済措置どころか、国の予算は実は全てを通貨発行して支出します。お金を発行しないで、すでにあるお金を使い回すことこそ異常な変則行動なのです。だから税金は財源ではないのです。

打ち出の小づちを持つ者が振って出した「何か」を他人に与えた後で、回収しないと破産する悩みは最初から論理破綻しています。政府は足りるまで小づちを振るだけの話です。しかし「政府は円を出し放題だ」と全然知らない人は、どういう思考に走ってしまうか。

お金を天然資源に見立て、使わずに寝かせて宝を守る意識が生じます。すると経済規模は縮小し、デフレ不況の貧困化が進み、お金をかき集めて赤貧を極める悪循環を引き起こします。増税の無限連鎖です。これがデフレスパイラルで、自滅の逆走がループします。

ならば通貨発行権を国民に教えなければ、一国を金欠に陥らせ食い物にできます。テレビでお笑い芸人が「お金がなけりゃ日銀が刷ればいい」と暴露し、キャスターたちが「まずい、言っちゃった」の顔をする動画があります。ある知識を国民に伝えまいとする勢力はあるのです。
関連記事

税金を使うという日本語は全くの間違い【現代の財政手法は英国製】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
英国BBC放送の番組で、日本の政治はなぜ自由民主党が常に与党なのかを分析していました。その中に気になる言い方がありました。「日本国民は自民党が税金を無駄につかって、国を貧困にしたのを許している」という、国民ダメ論です。BBCのこの結論は間違っています。

税金は使うためのお金ではありません。使うためのお金は公金と呼び、財源は存在しません。そのお金の工面は、各国政府が持つ通貨発行権で(デジタル)増刷した自国通貨です。日本でいえば、政府財務省にあるコンピューターでボタンを押した数字が財源です。

つまり中央政府は事実上打ち出の小づちを持ち、それを振って出したお金を、自ら予算執行に使うことで、国民側にお金をサーブするのです。サーブで国民に渡ったお金を、政府が奪い取らないと金欠に泣いて破産するなどあり得ず、もし金不足を言い出すならお芝居です。

日本の場合、政府が予算執行して国民側に渡すお金は年間240兆円ほどです。この全額を新しく通貨発行すると、GDPの540兆円に対して多すぎて金余りが起き、相対的に不足する商品が物価上昇を過剰に起こします。これを著者は超インフレと名づけています。

適正インフレは好景気になりますが、超インフレはスタグフレーションを起こしやすいし、外貨とかい離するから、超がつく金余りはまずい。そこで市場にだぶついた余剰金を削減するために、廃棄命令を出すのが徴税なのです。税金は財源ではなく、捨てるお金です。

BBC放送が「税金を使って」と言う違和感は、そもそも現代の財政手法「管理通貨制度」を洗練したのがイングランド銀行だからです。政府・中央銀行・市中銀行の三組織で公債なる書類こと政府貨幣を回し、金利補整しつつお金を発行するシステムは、実は英国文化です。
関連記事

横断歩道に気づかない問題を考える【街の貧困と危険】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
YouTubeなどの動画で海外の交通事故を見ると、かなりのカオス状態です。ロシアの雪道で、コントロールを失った乗用車や大型トラックが、ハイスピードで滑りまくり多重衝突しています。ところが日本でも似たことが時々起き、人類は車の操作が想像以上にへただとわかります。

一転して日本で多い動画は、交通取り締まりです。目立ってきたのは、横断歩道で止まらない車を追いかける白バイです。そこで著者は最近、ママチャリ系自転車で近所を広範に回り、どこに横断歩道があるのか、容易に気づくものなのかを確かめてみました。

すると、横断歩道の直前まで気づかないことに気づきました。あっという間に横断歩道に乗っています。反対車線側に人が渡ろうと立っていたこともあり。横断歩道の今の仕様だと気づきにくい。だからパトカーが歩行者待ちに気づかず、通ってしまうシーンの動画もあります。

横断歩道の目印は、ひとつはひし形の白線を路面に描いたマークです。でもない場所の方が多い。そして横断歩道のすぐ手前にある「横断歩道あり」のホームベース形の青い道路標識です。これはしかしもっと手前にないと、見つけた時には近すぎます。

止まらないドライバーは無視しているのではなく、気づいていないのでしょう。道路の欠陥の典型といえます。安全確保の決め手は、かつては歩道橋でしたが今はすたれました。押しボタン信号なら見落としにくいけれど、増設はストップしています。

増設しない理由は、白線が消えたりガードレールを省いて、児童が事故にあうのと同じです。「政府プライマリーバランス黒字化目標」で通貨発行をやめる経済縮小の流行です。お金を発行する役目を捨てる奇異な思想の政策が、道路の改良を止め荒廃させています。美術が流行らない理由と全く同根でした。
関連記事

日本美術界の雰囲気のがっかり感【正体は表現の不自由展か】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
過去に登録していた美術系のサイトやショップなどから、今もメールが届きます。企画展示やテーマ制作への誘いが多いのですが、その案内書には日本ならではの独特の雰囲気がただよいます。またそっちかという気分です。

どれもこれも上意下達を大前提としたイベントだからです。アジア的といえるかも知れませんが、審査員がいて、作品を採点して、上位に賞金が与えられたり、入選で展示会に進めて、受賞すればリボンがつくなど、市民の頭上で話が進むイベントです。

優れものか、劣りものか、先にレッテル貼りして、優劣を決定事項として市民に公開する手順です。進学受験、資格試験の合格発表のかたちの展覧会です。日本では誰も疑問に思わない手続きですが、これでは表現の不自由展です。

結果を市民は丸ごと学び、身につける。審査員の嗜好や思想や、徒弟や利害関係や賄賂などもあったのに、市民は天の声たる作品番付けをありがたがる以外に、やることがありません。自分の目を封じられていて、上意下達で従うのみです。受動的な芸術鑑賞。

海外の展覧会は違います。ほぼ全てがアートフェアと呼ぶ見本市です。参加すれば全て会場に並び、落選という概念がないのです。ヘタクソな絵も突飛な創造も削られず、市民が掘り出し買って帰ります。展覧会は心の糧ではなく、展示即売会、市場、バザー、お店です。

買うに値しないくだらん展示だと、ブーイングが出るオープンな面も。アートフェア方式が成り立つ社会は、市民が芸術の右も左もわかる前提があります。アートフェアを日本で試すと不評でした。日本の鑑賞者はどの作品が値打ち物かを、有識者から教わりたいからでしょう。
関連記事

流行語大賞の季節が近づくといつもの話題【審査と検閲】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
流行語大賞の季節が近づくと、またあの騒ぎになるのかもと気になります。ノミネートも受賞も、忖度が反映しているように感じられるあれです。2019年の「上級国民」は大流行した言葉なのに、選抜でランク外の落選でした。

「上に忖度しただろ」の疑惑がネットに噴出しました。しかしこれは、審査というプロセスに起きる当然の人情のあらわれです。誰だって自己利益をそれなりに優先するし、臭い物にふたもします。それを全くやらない人は、人間じゃない。

審査と検閲は、紙一重ではなく、同一です。審査のロジックは自己都合的、自己中、利己的です。そこには必ず強者と弱者の関係を図る計算が混じります。混じらないと人間じゃない。

最近国民の間で、マスコミ批判がすっかり増えています。経済を故意に低落させる政策の影響で、個人も出費削減しています。新聞テレビから離れた世代が、マスコミに触れると「なんと嘘だらけなのか」「日本の破壊を率先してる」と驚くからでしょう。

マスコミ批判は、嘘の報道よりむしろ報道されない事件や、続報が出てこない事件が深刻にみえます。空白になった部分に、大きいメッセージを感じます。表に出さないようにされた部分に、深刻なトレンドが横たわっています。国民をコントロールする意思が。

世界のSNSの激しい検閲も話題になりました。書かれた内容しだいで削除して影響力をそぎ、利益供与で裏がつながっていく。ツイッターのアカウント停止で干されたトランプ元大統領自身が、最近SNSを主催することになり、株式上場してすぐ値が上がったとネットでも話題です。
関連記事

二種類あるから難易度がはね上がる【美術と経済の関係】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
現代美術がわからない理由のひとつが、美術には二種類ある事実です。「三大画家タイプとダダ運動タイプ」です。一種類と違い、二種類あると理解にてこずります。直感も思考も論理立ても二つへ分岐するから、一気にチンプンカンプンに陥るのです。

芸術と似た混乱で、より難解にみえるのが経済です。一般論も教科書も学者の説もWikipediaも、全てが間違っています。EU国と日本はそれが直接原因で(間接でなく)貧困化し続けました。世界同時不況の第一原因もこれでした。

お金は二種類あって「マネタリーベースとマネーストック」の二種類。「日銀当座預金と市中銀行当座預金」の二種類も。自国通貨の増量法も「公債発行」による真の打ち出の小づちと「マネークリエイション」による疑似的なそれ。「変動為替と固定為替」。

「実質GDPと名目GDP」に「実質賃金と名目賃金」。「信用貨幣と実物貨幣」。「管理通貨制度と金本位制」。インフレも「デマンドプル型とコストプッシュ型」。良性と悪性。「ケインズ理論と新自由主義」の対立も。

分けずに論じると、グシャグシャにからまるだけです。木に竹をついだデマが伝播伝染し、社会は荒廃。二種類のせいで社会が崩壊するきっかけができ、種が絶滅する危機へ向かう不思議な摂理です。日本の自殺の多さも、二種類あるのに一種類と誤認した政策ミスの果てです。

二種類を認識した人と、しない人の二種類に分かれ、手がつけられないカオス状態です。「ここに分岐点がある」という焦点をはっきりさせれば、理解すべきポイントが絞られます。だからこちらが出す本は、問答集となっています。
関連記事

誰もいないはずの風呂場に突然人の足が出現した【怪談シリーズ】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
怪談話をひとつ。前に風呂場で体を洗っていた時に、ふと予感がありました。自分の両足の間を見つめていると。来るぞと思ったらやっぱり。ニュッと足がもう一本。見える範囲はひざ上から足首にかけて、瞬時に出現しました。自分以外は誰もいないのに。出たーっ!。

著者はすかさず、ひざ下を両手でつかみました。相手が動けないように強く握って拘束し、足を引っ張ります。しかしびくともしません。そこで握力をいっそう強めて、足を引きちぎろうとしました。著者には夢があります。人類史上最初で最後の、幽霊を捕らえた人になる夢です。

しかし相手は動きません。こちらも足を絶対に離しません。相手の足は根が生えたようにどっしりと立っています。足を奪えない理由が徐々にわかってきました。金縛りです。金縛りがゆっくりとほどけるうちに、謎の足は薄れて、ふとんに寝た自分に戻っていきました。夢でした。

スリープ・オン・セット・レムという、突然の異次元感覚で金縛りと、入眠時幻覚を伴う一種の脳の誤作動です。レム睡眠は脳神経のうち体を動かす部位は寝ているのに、一部が覚醒した時間帯です。椅子に座って居眠りしかかった時などに、横に人影があるのも類似現象です。

「また幽霊を捕らえ損ねた」「今度もだまされた」と寂しい思いになります。本物にいくら出くわしても、「残念でした」「本物などねーよ」で終わるだけ。これに似た思いは、絵を描いた時にも起きます。

今度こそ最高作だと思っても、それほどでもなかったがっかり感です。美術家の多くは前作よりも前進しようと考えます。しかし振り返ると、「シリーズ第一作が抜きんでいて、その後は平凡に向かっていた」などよくあります。映画制作にもその傾向があります。
関連記事

アメリカドルの債務不履行危機【版画と同じで絶対に破綻しない】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
最近報道に出てきたのが、アメリカのドルがデフォルト(債務不履行)する危機です。バイデン大統領も弱気発言でした。もちろん、自国通貨がデフォルトする確率はゼロです。アメリカは自国通貨のドルを、よそから借金するわけがありません。版画家が版画を借りないのと同じ。

政府は自国通貨だけは自在に発行できるから、金欠はお芝居です。が、自在であれ商品(物やサービス)よりもお金が多すぎると超インフレになるから、そこが上限です。増えたお金は消費に回るので、価格上昇します。商品の生産力を高めたら、お金をより多く増やせますが。

ならばアメリカの債務不履行危機は何か。通貨発行の目安とする「財政規律」と呼ぶ自主規制です。インフレ率の制約は5%台なら大丈夫で、6%はだめともいえず、あいまいです。そこで上限の合図を複数設けておく用心です。

よくある財政規律は、国債発行残高(償還前の公債合計)をGDPの2倍までとするルールです。これは古典経済学の迷信が由来で、仮に20倍でも問題はありません。「自国通貨は借金して買ってくる」式の時代錯誤を根拠とした、なんちゃって制約です。

個人でたとえれば、1日にテレビを見る時間を2時間と決め、見すぎたら債務不履行というわけ。大地震が起きれば6時間でも見続けたくなり、ルールを変更します。変更は任意だから、債務不履行危機はヤラセであり、「ドル発行は節度を守っています」のアピールです。

美術にたとえるなら、版画を刷って手元の在庫数が1年の売れ数の2倍を超えれば破綻するという、トンデモ条件にすぎません。しかし経済学は今も天動説的な古典経済学派が主導するから、破綻の危機を真剣に信じる人もまだ多いアメリカです。
関連記事

映画の制作者たちの悩みは観客の理解力【犬神家の一族はすごい】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
映画でラストが近づき、ストーリー全体が一気に見通せる瞬間があります。「全てに恵まれた者が、必ずしも有利でもないし、勝利が約束されてもいない」などと、その映画から導かれる教訓が浮かんできます。

ところが、俳優がその結論をしゃべってしまう映画があります。「全てに恵まれた者が、必ずしも・・・」のセリフを、登場人物がしみじみと語り出すのです。蛇足ではないかと感じることも。「映画全体で言いたいことを、主人公がしゃべる必要があるのか」と。

監督にはジレンマもあったでしょう。何が言いたい映画なのかをわからない観客もいる。理解が不完全な人を救済するサービスとして、映画で自分が伝えたかったことを、主人公の口から言わせたのだと。

映画の意図がつかめない観客に言葉で説明するのは、果たして芸術的にどうなのかという議論にもなるでしょう。言葉説明が先行すると、人は考えることを怠る傾向があるでしょう。画一的な思考の拘束も起きるかも知れません。

これは美術品でも常にジレンマになります。絵に説明なんか必要ないという意見は、一般的にもよく聞かれるものです。もし絵画の画面の一角に文字説明がついているすれば、かなりダサい作品だと感じます。

映画パンフレットには試写を見た評論家が説明を加えていて、ある程度解決されています。映画の中にくどい説明は昔から不要でした。そういえば日本映画『犬神家の一族』などは、トリックの不明点に関して今もネット質問が多く寄せられています。
関連記事

絵が語るという言い方を時々気にする【美術鑑賞の不確定性原理】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
「絵が語る」の言い方を耳にすると、とたんにわからなくなる方は多いでしょう。「絵が何かを語りかけてくるなら、ナレーションが聞こえてくるのかな」と。セリフかト書きか、言語の情報が伝わるのであろうと身構え、肩すかしを食らいやすい。

この部分が壁となり、美術鑑賞は妨害されます。「言葉とは違う何か」を受け取る力が、現代人は落ちたことも推測できます。これは「人々の想像力が低下した」という、日頃耳にする現代人批判とも関係はあるでしょう。言い換えれば、私たちは言葉への依存度が高い。

絵が語る「言葉とは違う何か」を、しかし言葉で伝えるのは困難です。このブログもそこを伝えようとして、なかなか焦点が合わないもどかしさが常にあります。「ついに言えた」と自信満々でも、後で読み返すと話がつながっていない表現のしくじりがずいぶん多いし。

そこで言い方を変えたり切り口を変えて、同じことを何度も説明し直しています。時間をかけつつ、言い方の発見を待っているともいえます。人間は言葉に強く依存して、言外の表現でのコミュニケーションは壁になりがちです。

さらに、言外の表現は受け取る立場に依存します。個人の人生体験を通して、事物は目に入るのです。人によって反対に受け取ったりします。楽しい絵か悲しい絵かも、個人差が分かれます。多様化のグローバルでこの分断は大きくなり、摩擦も増えます。

鑑賞法でも「正解」を突きとめる意味はなくなっています。作品は最初から、見る側との接点を不確定として、試案として提示されるにすぎません。「作品を理解する」という目標は無駄な努力となり、努力を強いるような教育も減ったはずです。
関連記事

コロナワクチンの陰謀説で家庭が崩壊【ネット動画の洗脳力】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
ネットでため息なのが、「コロナワクチンは闇組織の陰謀だ」に関するニュースです。「世界中の人間を操縦する薬物だ」「政府も報道機関も秘密を伏せている」という動画を家族が見て信じ込み、家庭崩壊している事例があげられています。

新型コロナ自体が存在しない虚構だったと言い出して、マスクをやめてワクチンを拒否し、子どもに「コロナは嘘の芝居だ」と吹き込み、夫が怖くなって別居なんていうトラブルです。ネット動画の深刻な洗脳力は、世界で問題になり始めています。

動画サイトのフェイクで、非常に浸透力が大きいといえば「永久機関」です。第一種永久機関とは、外部からエネルギーを加えずして動作し、外部へエネルギーを取り出せる装置のことです。現実には存在しないのに、動画の中ではきちんと動いています。

そして、寄せられたコメントの大半が納得した声です。「やっぱり永久機関はあったのだ」「ないと言う学者は信用するな」「電気ガスの会社は石油利権を守ろうと永久機関を隠してる」「エネルギーはタダなのに人類は搾取されてきた」。

玉が転がり観覧車が回り続ける永久機関とやらは、もちろんモーターやベルト車が仕込んであり、動力で回しておもり類を振り回しているだけです。サイト事務局へフェイクを通報されないように、どこにも肯定も否定も書いていません。装置が回る姿で、皆信じ込むのです。

不気味なのは、フェイクを真物と信じる者の気持ちの強さです。たまに「箱の中にモーターつけただけでしょ」と書く者がいても、相手にされません。この心理現象をより深刻にしているのは、常識が実は真っ赤な嘘でしたというオチが現実に多い点です。
関連記事

商売がなぜ重要なのかを人類は間違えてきた【飯のタネが不要な現代】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
コロナの緊急事態宣言やマンボーでインタビューを受けた店長が、商売を少しでも続けることの苦労を語っていました。商売はなぜ大事なのかは、実は人類は間違っていたのです。というより商店単位だとミクロの視点になるので、マクロ経済という概念がみえません。

ミクロ的にみると、商売は従業員がお金を得て生活費を得る目的です。当たり前に思えますが、実はそうでもないのです。というのは現代の国家財政は、政府が自国通貨を発行して国民に与える方式なので、お金の心配はいらないからです。これを管理通貨制度と呼びます。

ところが、商売は全く別の理由で絶対に必要です。政府がお金を発行する時に、どれだけ多く発行できるかが、国産の商品の量と質で決まるからです。生産力と呼ぶポテンシャルが大きいほど、お金を多く発行できる限界の天井が高くなります。

なぜかといえば、政府が国民に配ったお金は、物やサービスを買う消費に使われるからです。もし商品が早々と売り切れて補充も遅いと、商品がレア化して物価が上がります。イコールお金の価値が落ちるのです。これがデマンドプル型のインフレーションです。

需要がけん引する物価上昇の行きすぎを防ぐには、商品を量産する力が大事です。そう、これが経済大国の条件です。製造・流通・販売が行き届いた国ほど、政府はお金を多く発行して国民に配り、金持ち国にできます。筆頭がアメリカ、中国、日本で、逆がジンバブエやレバノン。

管理通貨制度の下で、政府が発行するお金で国民は幸せに暮らせます。引き換えに、国民は自国製品を生む責務を負います。穀物や肉や野菜以外に、時計や車や新幹線やジェット機や惑星探査機や素粒子加速装置、オリジナルアートも作らないと、経済大国になれません。
関連記事

総理大臣が交代しても同じかも【プライマリーバランスの黒字化目標】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
新型コロナ以降日本のトップ交替は二度目で、2000年代に短期で次々と総理大臣が交代した、あの頃を思い出させます。その後に政権交代が起き、間もなく東日本大震災後の増税で日本は暗転まっしぐらとなった流れでした。

総理大臣が続かないのは、24年も日本はデフレ不況で経済下落、GDP横ばい、国民の貧困化で餓死や自殺が続くからです。著者もドイツでの展示活動で、経済力の日独差を痛感します。さらに、貧困原因を日本の力で除去できない問題です。それは、どういうことか。

解決法はお金のばらまきです。そう聞けば、日本人は飛び上がります。お金のばらまきこそが悪だと、全く勘違いしてきたからです。ばらまけば日本は終わりだという妄想が抜けません。日本だけがデフレ不況だと知らないのも日本国民だけ。他国がインフレ好況だとは知らない。

しかもアメリカの二人の大統領は、お金をばらまいて好景気に戻して、適正インフレ率の範囲を超えてなおばらまき続ける。テーパリング開始の延期をFRB幹部も言ったし。国際通貨基金IMFも「各国は最大限通貨を発行せよ」と2020年に勧告済み。日本はそれを今も無視。

総理大臣が日本を壊す信念は、『プライマリーバランスの黒字化目標』と呼ぶ、逆走の政策綱領です。この約束ごとは「肉を食べるなら、自分の体から切り取った肉だけを食べよ」の意味です。これの歴史的経緯も日本国民は知らず、だから貧困原因を理解できにくいのです。

この約束ごとは、1947年に進駐軍GHQが財政法に記し、日本をアジア最貧国に落とし、二度と真珠湾攻撃させない国防施策でした。ところが最近知ったのは、バブル時代にソニーがロックフェラーセンターを買収した、その懲罰取引で二度目の強要があったという耳寄りな説です。
関連記事

タリバン報道官へのインタビュー記事【日本には工場が多い】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
YouTubeのANNnewsCHは、タリバンの報道官に何度かPCテレビ電話でインタビューしました。ムハンマド・ナイーム報道官は、「日本は重要な国であり、世界の発展に需要な役割をはたしている国だと私たちは考えます」と言いました。その次の一言が大事でした。

「工場も多くあり、良い思想を持っています」。良い思想とは、仏教の慈悲や、神道の神はどこにでも無数にいるという話かも知れませんし、社会秩序を重んじる道徳的な行動かも知れません。しかし「工場も多くあり」とはどういうことか。

アフガニスタンの悩みもまた、ジンバブエやレバノンと共通し、お金が足りないから国民が貧困化して、そのせいではね上がりの突出で汚職が蔓延するという、社会の不正義に転びやすい問題でしょう。途上国は先進国以上の格差社会に片寄り、富裕者が持つ資産はすごい。

お金は各国の政府が発行できます。アメリカ、中国、日本のコロナ禍も生活苦も、お金を発行すれば解決します。しかしアフガニスタンはお金を発行しても解決しません。なぜなら、そのお金で買う国産の製品が足りないからです。お金がだぶついてしまう。

タリバンの報道官が「工場が多い」と言った、それはお金を刷り足しても、工場が多い国だとすぐに商品を増産して補充できて、お金の価値が維持できるからです。物価高騰を防げて、つまりインフレ率の過剰上昇がなく、お金をより多くデジタル発行して富裕国になれる道理です。

日本の国力は、満員電車で通勤した人がかせいだお金を国に納めた税金とは無関係です。そうじゃない。物とサービスを多くつくれば、見合う規模の円を政府が追加発行でき、円をばらまくから先進文明国になるのです。国力とは、工場と製品開発研究所とデザイナーの多さです。
関連記事

アフガニスタンから手を引くアメリカ【他国をコントロールする難易度】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
9.11攻撃を受けたアメリカは、イラクとアフガニスタンに攻め入りました。イラク国営企業を民営化、株式上場させ、株を米ファンドが取得し大儲け。イラクを貧困化させました。これは日本の郵便事業を民営化させ、ゆうちょ銀行の300兆円をゲットしたのと同じ手法です。

この流儀を新自由主義経済とグローバリズムと呼び、他国の国有財産を国際持ち株会社が奪うビジネスモデルです。提唱者はノーベル賞を持つミルトン・フリードマンで、不労所得でセレブを生む錬金術の祖として上級国民の信者が多いのです。

そしてアフガニスタンですが、権益が増えないアメリカは撤退を決め、アメリカが支えたアフガン政権の大統領は国外脱出し、副大統領が陣固めに入った報があります。先進文明国が他国を変えるために侵攻するのは、無理があるとわかる失敗例がまた増えました。

アメリカが他国を一時支配して、かいらい政権を置いて成功した例は、西ドイツと日本だけでした。ベルリンの壁が消えてドイツが連邦共和国として出直すと、アメリカと距離を置くように変わり、結局日本だけがアメリカのコントロール下にある唯一の事例です。

その日本がアメリカと再び友好に戻った理由は、日米関係は元は日本が強国で封建の歴史も長いからでしょう。江戸は世界最大の都市で物づくり国となり、「両」の通貨発行も巨額で。しかし進駐軍は日本の財政法に「例外を除いて国債発行は禁じる」と書きました。

バイデン政策のような貨幣のばらまきを違法とし、日本が赤貧になるようし向けた一文です。平成9年以降の政府の貧困化推進は、バブル後にパニックとなった日本が進駐軍の法に回帰したせいです。自国の破壊はもう中止せよとアメリカが命じないと、止める者がいません。
関連記事

国力は生産力で決まる【お金を増刷するには買う商品が必要】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
国力や国際発言力の決定要因は、一が核兵器、二が国内の生産力です。国産の商品を多く速く作れ、品質が高いと強国です。高い生産力があるとお金を多く発行でき、金持ち国になるからです。日本ではこれが理解されません。

まずは一般論から。生産力が高いと、市場に商品があり余る状態にできます。国民が買っても買っても、品切れが起きない。すると商品不足で起きる値上げ、過剰インフレが抑制できます。この法則があらわになったのが、コロナ勃発時に価格高騰したマスクや小麦粉でした。

国産品が充実すると、政府が国民にお金を多くばらまけ、これが富裕国になる理由です。典型がアメリカで、中国の都市部が追走中。商品開発研究所と工場と店舗が多い内需国で、輸出も多いから外貨も入る。逆がジンバブエやレバノン。

この法則が、日本でどう誤解されているか。生産力が高いと商売繁盛する。すると儲かった人々から多く税金をとれて、多額の税金を国の金庫にためるから国力が上がるという誤解釈です。税収が国力とみて、重税を喜ぶ勘違いの国が日本です。

日本ではお金を宝物とみて、定量のお金を分配する勘違いで運営されます。この方式を金本位制、実物貨幣や商品貨幣と呼び、中世西洋の方式でした。90年前に否定された古典経済です。経済の天動説が今の日本。日本の貧困化は、ばらまきを罪悪視した当然の結果です。

地動説を聞けば「政府がお金を発行する方式なら、税金をなぜ集めるのか」と疑問が出るでしょう。答は「集めていない」。適正インフレ率を保つために、市中の余剰金を捨て過剰消費を抑制する手段が徴税です。ついて行けない話?。だから世界で日本だけがデフレ不況です。
関連記事

選挙の立候補者の公約がおかしい【無駄を削ると貧困化するのに】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
「我が人生、芸術だけはどうしてもわからない」と言う人が多いから、ここでは芸術以外でも全然わからないことを並べて突きつけています。たとえば国会議員や知事や市長など選挙の候補者も、よく見るとでたらめを公約にかかげています。

「行政の無駄を削減して、所得を上げます」の公約は矛盾しています。無駄を削減すれば市場のお金は減り、所得は下がります。GDPが減り、マネーストックも減る。公約の意味は「動物のエサの総量を減らせば、一頭分のエサは増えます」式のでたらめです。

日本の人々は死ぬほど働いても、なぜ所得が増えないのか。市場にあるお金を皆で分け合う仕組みなのに、総量を減らしてきたからです。一人の所得を増やす時、取る手は二つ。政府がお金をばらまくか、企業が銀行融資を受けます。後者は、デフレスパイラルの今は不可能。

政府のばらまき以外に手はないのです。日本政府が今やっている通貨発行拒否を撤回して、財政出動すれば日本の貧困化は中断され、富裕化に転じます。市場にお金を2倍用意すれば、単純に所得は2倍になります。高所得の国は、市場にお金を多く置いた国であり、一例がスイス。

日本のように市場のお金をわざと減らす中で、人々が何倍も働いても、所得減と過労死の二重苦なだけです。アメリカのバイデン大統領がやる財政出動とコロナ給付金は、市場にお金を多く置けば、全てをまとめて解決できる「管理通貨制度」と呼ぶ現代の統治法です。

日本の候補者は、政府がお金を刷って国民に渡して国が成り立っていることさえ知りません。それで、政府と国民が総量が固定したお金を取り合いする対立と不和を続け、分配率の調整で貧困化するという、完全な勘違いに終始しています。
関連記事

レバノンの大爆発と日本のフクシマは同じか【インフレ率と通貨発行】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
レバノンのベイルートで大爆発が起きた、あれからもう1年です。爆死や家が失われた被災者を救うお金が、今はないそう。「国のお金がない」という現象は、日本では国を家庭になぞらえて、出費が多すぎて底をついたのだと全く勘違いされています。

その誤解が福島原発が爆発した伏線でした。カギになるのは、通貨発行の上限を決めるパラメーターとなるインフレ率です。各国の政府はお金を発行できるから、不足すればボタンを押して増やすだけです。レバノン政府もレバノンポンドを発行し、支払いに使います。

なのに、レバノン政府がお金を用意できないのはなぜか。お金の量が増えた時、そのお金を使うあてがないと、価値が下がる原理があります。市場に増えたお金で買える国産の商品が少ないと、発行したお金の価値が落ちます。政府が解散していなくても同じ。

レバノンは戦争と内戦とで、産業を育て損ねており、国産品が少ないのです。たとえば車やオートバイを買うなら、ドイツ製や日本製の輸入品になります。しかも痛いことに食料を輸入に頼り、輸出品が少ないのでレバノンポンドは固定為替制を強いられ、外貨建て国債が必須です。

アメリカ、中国、日本のように通貨を大量に増やす自由は、レバノンにはない。物価が上がり、お金の価値が下がる過剰インフレが起きます。「お金がある国」は所持金ではなく、追加発行できる金額を指し、国産品の規模で決まります。お金は抽象概念なのです。

すると、日本の勘違いが説明できます。日本はレバノンと逆に国産品があり余っているのに、レバノンと同様に自国通貨の発行を放棄している状態です。レバノンと同様に重要拠点が爆発した当たり前の道理です。日本とレバノンの関係は、分析すればお笑いコントです。
関連記事

少子化の原因が暗礁に乗り上げ迷信が出回る【因果関係が逆】

-
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
日本の少子化は、迷信に満ちています。たとえば「今後の日本は少子と人口減を前提に国づくりすべきだ」という誤った指南です。自国通貨を故意に削減して起きたひとつが、少子化急進だからです。少子化の原因は所得減です。具体的にはプライマリーバランスの黒字化目標です。

似た妄想に「がんばって働けば所得が上がる」があります。マクロ経済ではそうなりません。なぜなら政府が発行した自国通貨を山分けして、民間企業の給与や報酬が決まるからです。働いてもお金は増えません。発行すれば増えるのです。日本の壮大な誤解です。

著者は経済ブログで、動物のオリの中のエサにたとえました。アメリカや中国都市部の所得が日本の2.5倍なのは、労働の質ではなく通貨発行が多いからです。政府がお金を2倍刷れば、企業の平均時給は2倍になる計算です。通貨発行量が、働いた人が得るほうびの量になります。

国と呼ぶオリの中にエサを多く置いたアメリカや中国は、一頭当たりの取り分が増えます。思いきりエサを減らした日本は逆に減ります。小さいパイを奪い合うように国民が共食いに明け暮れ、ギスギスが激しい。飲食店が今やられています。

エサを減らした動物のオリでは、個体数が減り、出産も減ります。人口減と少子化です。貨幣減らしが原因だとは統計に表れています。同年齢でも所得が低いほど既婚率が下がり、子どもは普通いない。一方、結婚できた家庭の子ども数は前より増えています。

少子化は、税金を財源とする間違い政策で円を削減したしわ寄せです。少子化は結果なのに原因だとして、男性の草食化や女性の高望みに責任転嫁する俗説だらけ。LGBTや毒女のせいにもして。少子化と企業業績の悪化は、ともに故意に強いた緊縮財政が原因です。
関連記事