日本人が欧米人より美術やら芸術が苦手な必然性がない件
2016-09-25 Sun 01:51
会社員も、自営業も、公務員も、美術と縁遠い毎日なのは、実は日本の場合です。ヨーロッパの市民は、美術に身近に触れる毎日です。画廊に限らず書店やレストランなどに、絵画や彫刻が展示されることも多く、しかもそこの作品も見られるだけでなく売れています。

ヨーロッパでは、会社員も自営業も公務員も、暮らしのアクセントからコレクションまで、絵や彫刻を個人所有して、それなりにわかっているという。この差はなぜ生じたのか。日本国民の教養がそこだけ空白なのは、明治維新以降の歪みではと推察はしていますが・・・

日本で、美術なんて難しい、現代はわからない、抽象はちょっと、と当たり前のように言い合い溜飲を下げるうちに、世界から取り残されていました。しかし21世紀になって、各個人がわからずやであり続ける必要はないし、生涯を通して芸術が苦手である義務もないでしょう。身長体重のハンデがない分野だから、得意でもよいぐらいで。

ただしアドバイスを名乗るアート情報もまた、取り残された内容です。美術は難しいとの嘆きや、芸術はイカれているからわからなくて当然、あんなのに近づいちゃだめとか。逆に簡単だよと言って、名画の見方を個別に教習する解決法だったり。当時と異なる先入観に沿ったほめちぎり満載とか。心を広く持て式の精神論とか。

美術は難しいという訴えも、簡単だという説得も、どちらも芸術の懐に入り込めていません。出回る活字情報は、国内の空気をそのままなぞったにとどまっています。改善するエネルギー源が見当たらない。そこで、全く違う切り口を用意しました。
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