若者のクルマ離れ、酒も飲まず、旅行もデートもしない理由
2016-11-02 Wed 00:17
若者のクルマ離れの原因分析を、近年の日本のニュース記事でよく見かけます。今の20代たちは車を買わないだけでなく、スポーツカーやスーパーカーにも関心を持たなくなった・・・

いったい若者の考えはどうなってしまったのかと、首をかしげ続ける年輩たち。しかも若者は旅行に行かず、本を買わず、酒も飲まず、異性友だちとデートしないとか。あれもやらない、これもやらない、やらないことだらけの今の若者はおかしいぞと。昔の若者と全然違うぞと。

いずれも、若者にカネがないだけの話です。今の若者は貧困なのです。ところが分析では、最近の若者は思想が全く変わったと言い出します。物余りの飽食時代のライフスタイルだとか、心のきずなを重んじた価値変化などの分析も多くあって。カーシェアリングの合理性なども。

「所得が低い以外に、物を持たない主義やエコ志向もあろう」などと、第二第三の理由を並べた分析もありました。そんなわけはないでしょ。原因の100パーセントが低所得です。家が貧しくて修学旅行をあきらめた生徒に関して、電車やバスに乗らない環境負荷への配慮もあったと言い出す分析は無意味です。

何かを隠す義理でもあってわざと的を外したのかと疑うほど、あさっての方角へ話を散らして、若者を救済する社会改良を妨げています。コメンテーターやオピニオンリーダーが垂れ流すもっともらしい怪情報は、現代日本の七不思議といえるほど。

この調子で美術が語られていたら、困ったものです。ゴッホやピカソはわからんわからんと首をかしげて、耳なじみのよい怪情報を垂れ流されても、日本美術界は上昇せず下降あるのみ。
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