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サッカーワールドカップ2018ロシア大会も、ジンクスどおりです。優勝国は次回は低調となる法則で、最近5回のうち4回、1998年フランス、2006年イタリア、2010年スペイン、2014年ドイツという歴代優勝国は、4年後はグループリーグ敗退に終わりました。

著者は半分冗談で、「勝ちそうな国は負け、負けそうな国は勝つ法則」としました。これは、世界一に輝いた後ですぐに崩れる意味ではありません。その後も世界一らしさを保ちながら、皆から過去最高の出来だねと言われながら、4年後の本番で突然崩れる意味です。

本番前21カ月の予選でゆうゆうと出場権獲得。仕上がり時の評判もよく、名門リーグの実力者ぞろい。偉大な地位で次の本番を迎え、なぜか不発になります。「ふがいない」「期待外れ」「裏切られた」と、国民は大合唱して。

原因は心理面でしょう。期待、自信、不安、責任、意地、夢などの兼ね合いで、ハッスルか低迷かに振り分けられているみたいで。余裕あらば負け、危機あらば勝ち。人間は精神的な生き物だからか。手を使わないボールの挙動も不安定要素となり、予定調和を乱します。

「マスコミも国民も叩いたかと思えば、てのひらを返して節操がない」「上げたり落としたり勝手だ」「批判する者は去れ」の苦情はナンセンスです。祝福していると、本番で機能低下するから。叩いて逆境をつくり出さないと、大舞台で結果が出ないから。

絵画芸術にも、似たところがあります。祝福された制作は時代の売り絵クラスにとどまり、本物になっていません。近世の奇抜な画家エル・グレコのように、「これはないでしょ」「最悪だ」と言われた者が、歴史の本戦で強い。サッカーよりも逆転に年月がかかりますが。
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