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国会で続いているモリカケ事件。「公文書の改ざんや隠ぺいはあってはならない」の言い方にご注意を。よく聞いてみると「国の厳格な規則」でなく「僕の信念」で議論していますね。他の議員や官僚はこう思っているかも。「今回の改ざんはまずかったと思う」。

次回の改ざんはOKと考えているかも。「公文書の改ざんは基本的にはだめだけど、どうしても必要な場合はやりますよ」「今回はその例外に該当しないから、賛成できませんけど」というつもりかも。

「国の規則だから」「神の冒涜だから」など、堅固なルールでの改ざん禁止ではないような。「僕の正義意識に照らせば」「潔癖な我が趣味」式の個人フィーリングで、今回限りの使い捨て議論にとどまる疑い。

報道記者やニュースキャスターが「改ざんはとんでもない」と口にする時も、自身の哲学にとどまりそう。実際、誰も有罪になっていないし。裁判所によると改ざんOK。多くの国民は、改ざんは法律になじまない道徳問題だと知った。

公文書の偽造や廃棄は、適宜許されていたタネ明かし。将来も改ざんするつもりの上層と、国民は今もすれ違っています。ほとんど罪深そうにしていない役所の雰囲気は、これで一応説明がつくでしょう。

基本原理の空白は、美術創作も同様です。「前例に似ていないから本物の芸術だ」「前例に似ているから本物の芸術だ」と、正反対が並立しています。個人の信念と趣味で、正解が適宜動くという。「芸術はすばらしい」とそこだけは一本化していて、部外者にはわけがわからん。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?