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本書では、芸術の成り立ちを宇宙の成り立ちと関連づけ、ルネッサンスや印象派ではなかなか体感しにくい芸術の不思議な核心を考察しています。芸術の不思議は、次のようにいくつもあります。

太古のアート類は、きれいさが目的でないのはなぜか。近世に、なぜ関心がきれいさに著しく片寄ったのか。人はなぜ既成の概念を超えたがるのか。反対されるものをなぜ作るのか。作品が芸術創造に至る瞬間は、どの瞬間か。今の傑作と未来の傑作が、別の作品なのはなぜか。

いくつかの答は、地球にヒトが誕生したプロセスに関係すると想像しました。そこから、他の天体でもヒトは生まれるかを考察します。多くの現代人は、ヒト型の宇宙人を前提で考えますが、今のところ厳密に調べると実例がありません。

気になるのは、宇宙人はいない説に怒りをぶつける声が多い点です。生涯会えないねと言うだけで不機嫌な人が目立ちます。人類は宇宙での孤立を恐れ、これは孤独が苦手な個人の性格だけが理由なのか。

一方で、知的生命体は地球だけにいる意見は、孤独に強い者のロマンだけでもなく。数学計算では、ヒトをもう一セット生むには宇宙は狭く、広大な宇宙という常識も非科学的な印象論のようです。宇宙人は絶対いるとの強い意志は、意外に情緒面に支えられているのです。

そこでアミノ酸なしの生命体など、定義を広げた主張があります。かくも生き物に存在して欲しい願望は、宇宙に備わっている意志ではというトンデモ説を考えてみました。しかしカギをにぎる謎の力は、伝達する媒体にあたる粒子が唯一みつからない重力です。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?