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日本で今、ご飯を食べる量が年々減っている統計があります。日本国民の米離れ。しかし若者の車離れや、飲み会離れ、読書離れ、デート離れとは違い、ご飯離れはデフレ不況の所得減とは無関係です。生活困窮でおにぎりが食べたいと言い残した、あの餓死とは別の理由。

女性の視点では、パンやパスタはしゃれて、めしといえばオヤジみたいでダサい。所帯じみて年寄りふうで、ちょっといや。これは今に始まった心情ではなく、50年以上も前からです。最初の東京オリンピックの前から続くご飯離れ。昭和ひと桁生まれの女性もそうでした。

「ご飯は力仕事向きで、頭が悪そうですから」。こう政府が国民に教え込んだ歴史があります。現代女性の西洋志向や、ファッション的な嗜好ではなくて、上から指導を受けた結果の順当な米離れです。

年配者なら知る戦後に、「米を食べると馬鹿になる」「ご飯中心は頭が悪い人」という健康運動がありました。それを受け、各家庭ではご飯を少なめに炊き、パンやそうめんやマカロニなど小麦製品で補いました。自分や家族が馬鹿な人になるのを防ぐために。小麦なら賢くなると。

米中心の食生活は思考力や記憶力が落ち、知能指数が下がり、ウスノロ人間に育つと言われたもの。脳への害。大学受験も滑りそうで、受験生の親御さんも米を控えた。誰もあの忠告を取り消していません。当時の「米を食うやつは馬鹿」は、2018年の今も有効のまま。

アートで、「抽象はわからん」「描いた者はおかしい」「見たら変人になる」。上層部が忠告して年月経てみると、日本国民の現代美術離れ。こちらもまた、誰も忠告を取り消していません。この本以外に誰も取り消さず、2018年の今も有効のまま。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?