FC2ブログ

-
ネット発言は、内容がいくらウソでも動機にはウソがありません。テレビだと、プロダクションが決めたキャラづくりで、心にないことも言いますが、匿名のネットだと曲げる圧力を免れていて、心にあることのみ書くもの。

アート鑑賞ブログにみる「主張する美術は好きでない」という記述も、この原理どおり真っ直ぐです。ところでこの気持ちは、日本に多い感覚です。世界のみんながそうかと思ったら、日本で目立つ傾向だという。

他国の人の気持ちは実は逆で、「主張しない美術は好きでない」です。黙っていることを嫌う外国。限度はあるとしても、日本ほどリミットが低くないようで。これは国際社会で日本が孤立しやすい課題だと、昔から論じられてきました。

たとえば、ぬれぎぬを着せられそうな時。日本人は黙って、無実が証明される日を待つ傾向ですね。「主張する人は嫌いです」の国だから波風立てない。言い訳をしない道徳。結果は、広まった嘘が既成事実化して挽回不能。黙って冤罪を背負い込むパターン。

美術も同様で、外国の鑑賞者は作品にこう問います。「おまえさんは、芸術が何なのかわかった者に作られた作品なのか?」と。そこで作品は主張します。「芸術とはこうこうであり、作者はここまではわかっている」と。挽回不能にならないよう、はっきりもの申す美術作品。

ここで日本の美術家はミスを二つやりやすい。ひとつは主張嫌いの日本に合わせ、引っ込み思案な作品を作る点。もうひとつは主張内容を図示してしまう点。さあて、また難しい話になりました。
関連記事
スポンサーサイト
現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?