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情報弱者、「情弱」の語は1998年頃から話題に出て、元はインターネットと疎遠な人の意味でした。意味は広がり、事件ニュースの裏を知らない人に向けた言葉にもなりました。

たとえば「野生動物にエサをやるな」の批判が出ると、ネットで対立が起きます。「腹をすかせた動物にエサをやる優しい気持ち、生き物と交流する愛護精神がわからないのか」と。野生動物にエサをやる人たちはかなり不機嫌。

その愛護論が専門家から情弱扱いされていて、愛だけに難しい。野生動物にエサをやると、その個体が直後に死亡する確率が高く、また人を襲い始める習性があるという。なかなか想像できない理由だそう。

小型の熊も、ぬいぐるみのテディーベアやプーさんとは違い、食物連鎖ピラミッドの頂点に立つ暴君の猛獣で。人を襲う動機は味ではなく、労力が小さい自己省エネだそうで。机上や画面上では全く理解が及ばない訳ありです。

先日ネットに出回った「地球は丸くない」「本当はこんなにつぶれた形です」の図もそうでした。「水と空気がない大地だけの姿がこうなのでしょ」とだまされる人が続出。10人に1人はフェイクニュースのデマと気づきましたが、10人に0人なら世の中はどうなるのか。

血液型で性格が4種に分かれる説は、情強か情弱か。「T字路が正しい語」「不況の原因は少子化」「戦後の平和は平和運動の功績」「日本は借金国」「体内時計は25時間」が情弱の情報と言われたら、多くは違和感もあるでしょう。情弱と情強の対立は、しかし美術では目立たずひかえめ。盛り上がりにくい。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?