血液型の性格占いが当たる理由÷美術が苦手な理由
2017-06-04 Sun 01:27
意外ですが、著者は血液型の占いは日本では当たると説明したことがあります。科学では法則を確かめるために、相関関係と因果関係の両方を証明します。ABO式では相関もなく、デマと結論されています。

一般人は当たり分だけに注目し、法則をすぐ見つけます。科学者は外れ分も統計処理して、法則を見つけません。たとえば、かつての交通事故犠牲者の霊があの世へ引き込んだバス事故などで、一般人が根拠とする怨念的印象論と、科学者が根拠とする数学的確率論が衝突します。

著者は、人間の被暗示性に着目しました。「O型はおおらかな性格」と子ども時代から言われたら、該当者は大ざっぱな行動が許された気になり、細かいことは気にしまいと心がけるでしょう。同様にAA型の人は自分の珍しさを自覚し、言われた特徴を表に出す傾向がありそう。

元々強い片寄りのない常識人は、あなたはこういうタイプだと言われると、それを演じる変化を起こす可能性です。期待を裏切るより、期待に沿う確率の高さ。これは教育心理学や、メンタルトレーニングで応用されます。言われた特徴と逆の人になるよりも、言われた特徴の人になる割合が多いとする推論です。

「抽象画はわけがわからない」が耳タコの人は、元々強い片寄りのない常識人なら、わからない大前提で鑑賞する習慣がつくと考えられます。「抽象がわかったらおかしい」と聞けば、「おかしくはなりたくない」「みんなと同じがいい」と。日本なら同調圧力もやや強め。

ABO式占いの性格配分は、人数が多い型の順に凡人に設定してある点が巧みです。多数派ほど平凡であろうとイメージする、人の心理にうまく引っかかります。国民の実感どおり法則性があるなら、暗示するだけで国民の性格改造に成功した珍しい事例にもなります。
関連記事
スポンサーサイト
別窓 | 芸術アラウンドトーク | トラックバック:0 |
この記事のトラックバック
トラックバックURL