Category現代に多い反語表現 1/1

大学アメリカンフットボール傷害事件の憂うつの正体

大学アメリカンフットボール試合の傷害事件。加害者は「相手を壊せ」「つぶせ」の指令を受け、故意に負傷させたと認めています。上司は、「壊せ」「つぶせ」は思い切り当たる積極性の意味だと反論しました。「比喩なのに、まさか言葉どおりに受け取るとは」と。その釈明は、実はロジックに難があります。「壊す」「つぶす」は隠語だからです。隠語は言葉どおりとは異なる意味を持つから、隠語を言葉どおり受け取るドジは意味不明。...

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ツバル国が消える地球温暖化議論も人類は苦手

ネット掲示板に時々書かれる文言「逆に考えるんだ」。向きをひっくり返して見たり、反対の立場で考察したりするのは、人類は苦手だと暗示する一言です。たとえば地球温暖化の場合。北極の氷が溶けて海水面が上昇し、太平洋のツバル国が沈んだと大勢が理解したあの話。ツバル国の消滅を防ぐには二酸化炭素を減らすべきで、中国やアメリカなどCO2が多い大国は罰金を払いなさいと。京都議定書。怒った二国は脱退。検証しますが、海...

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価値の相対性に気づきにくいAT車の暴走事故

AT車の暴走事故は続いていて、2018年の新たな原因分析も間違っています。この停滞を指して、反語的思考が苦手な人類の運命と指摘しました。しかし人類が最も苦手なのは、「価値の相対性」です。相対性といえばアインシュタインの相対性理論を連想しますが、相対の反対語は絶対であり、価値に普遍性があるとする思想がそれです。善は善で悪は悪と、決まっているとするのが絶対主義思想。この思想が移民難民をめぐる摩擦によく...

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反語表現が現代美術をつまらなくしたのか?

反語は結局ここに話が落ちてきます。太古の美術品と現代の美術作品をくらべると、太古の方が太くたくましい「ザ・造形」ぶりが著しいものです。傾向というより、ことごとく当てはまる法則です。対して現代アートは線が細く味が薄く、しかも要点が反語や裏話に移っています。テレビ番組にでもたとえると、20分で言える情報で90分持たせたような、上げ底的な印象が現代美術に多いのです。たとえば、同じ品物を百個以上羅列した大...

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AT車の暴走をメーカーが防げない反語苦手症候群

前回に続いてAT車の暴走事故を、芸術的に解析した話題です。AT車が暴走する原因は、ドライバーのペダルの踏み間違いです。MT車だと起きません。だからといって、主流をMT車に戻すわけにもいかず。運転免許のAT限定は、女性の取得向けに設けたいきさつがあります。また、MT車は加速中のギアチェンジで一瞬減速するので、同乗者は軽くつんのめって乗り心地が悪い欠点もあります。クラッチカバーの偏摩耗でジャダーも起き...

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AT車の暴走事故と反語と芸術

AT車の暴走事故がなぜ起きるかの正解はネットにはなく、また当局が発表した「正しい原因」もありません。ペダルの踏み間違いまではわかっていても、なぜ踏み間違うかの理由はたった今も、都市伝説が流布し続けています。暴走は理解でき、踏み間違いは理解できずの状態。実は本書にはおそらく世界で初めて、なぜ踏み間違うかの原理を書いています。しかし、著者は設計分野の出身ではあっても、車の設計にはたずさわっていません。...

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ウルトラシリーズにも反語表現?

「現代美術なんて簡単さ」と言い出すサイトは、額面どおりに受け取れば簡単で早いぞという主張だったりします。たとえば便器のフォルムと磁器の真っ白さを指して、よく見ると美しいでしょと。美といえるから便器も美術としてありですよ、と導くガイドがそうです。そうした簡単な落とし方に対して、このブログはそれは遠回りだと指摘します。確かにこちらの目的も、難しい芸術を平易にし、わからない現代美術をわかるようにすること...

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京都の伝統的な反語表現「ぶぶ漬けどうどす?」

美術に限らず、小説や映画にも反語表現はひんぱんに出てきます。気づかずにいたり、逆の意味に受け取ったままだったりもあるはず。作者の実力を測り損ねたりもあるでしょう。同じ映画の評価が日本人と外国人で違いすぎたら、反語の解釈で分かれた場合もありそうな。そんな反語表現は、一般には難解といえます。だからここでやっている反語解説も、はっきり言って難解です。反語の正体を一口で言うなら、「空気を裏読みする」になる...

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ゴミを集めたアートの反語表現

「理解する」とあるのに「理解しない」意味になったり、「いない」が「いる」の強調だったり。そうした反語表現は、言っても書いても言語のマジックです。ならば言葉でなく、絵図や造形物で行う反語表現はどういうマジックかというツボがあります。わかりやすいのは戦争と平和です。反戦をどう描くかの方法論の広がりです。前に企画した外国での日本現代美術展に、軍服を着て銃を持つ女性の絵が候補にありました。軍事色が濃い絵図...

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太平洋戦争映画の反語表現

第二次世界大戦は、欧州大戦と太平洋戦争の激戦で、世界を大破壊しました。戦況が傾いたのは、それぞれノルマンディー上陸作戦と、ミッドウェー海戦とされます。その太平洋戦争では太平洋南部の島を奪い合いました。当時のプロペラ機で、日本を空爆して帰れる距離だから。登場国のうちアメリカは、欧州大戦と太平洋戦争(大東亜戦争)の二股かけました。日米開戦は75年前の今日です。後につくられたアメリカ映画に、南太平洋の孤...

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ネット掲示板によくみる反語表現のすれ違い

英語で「最後に理解する人」なんて言い方がありました。これは努力してついに理解に達する人の感動的な物語ではなく、永久に理解しない人の話です。救いようのない無理解な人間に、さじを投げた言葉。こうした反語的な言い方は、日本人は苦手です。どうも活字を字面で追いかけ、額面にべったり沿って受け取る傾向があります。「理解すると言ってるから、理解する話だな」と。ネット時代にこの手の誤解釈が明るみに出やすくなり、意...

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ポップアートがコンセプチュアルアートだというタネ明かし

前回の百円とポップアートの話。何のこっちゃと首をかしげ、一晩考えた方もいるかも知れません。日本人の大半は、ポップアートをコンセプチュアルアートだとは思わず、庶民レベルに落とした、くだけた調子の具象美術だと思って鑑賞しています。そう誘導されることも多く。「モンローって美人」「画家は漫画もうまいんだ」「ビール缶がスタイリッシュ」「落ち葉は心なごむ」。全然そんな話じゃありませんから。モンローも漫画も他人...

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楽しいポップアートは難解さの原点

芸術の定義をめぐる内戦が、美術を無駄に難解にしてきた日本の事情。しかし現代美術の謎の数々は、そんな事情以外にたくさん存在します。芸術の内情は実に色々とあって、実におもしろいのです。日本に限らず世界的に、ポップアートはたいへんに誤解されている形式です。マリリン・モンローの顔とか、マンガを拡大した絵とか、スープやビールの缶、落ち葉もそうです。しかし実は、これらのポップアートを理解した人は世界的にも少な...

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